感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
305
表紙の写真は、なんだか夢見る少年のような安藤忠雄だが、見開きの「住吉長屋」での下から見上げる安藤は眼光鋭く強い意志が感じられ、ほぼ私のイメージする通りである。巻末には自作年譜があるが、彼が独学で建築家になったことはよく知られているが、それ以前の17歳の時にプロボクサーとしてタイに渡っていたことは知らなかった。この破天荒さが安藤なのだろう。さて、本書には彼が設計した小篠邸、六甲の集合住宅、TIME'S、住吉の長屋が紹介されているが、小瀧達郎の写真は、いずれも部分の切り取り方が小さすぎるために、残念ながら⇒2024/01/02