- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(日本)
内容説明
戦後、怒涛の如く活動を再開した岡本太郎は、日本文化の源流を求めて東北へと旅立った。男鹿・なまはげ、花巻・鹿踊り、そして恐山…。ダイナミックに躍動する対象にぶつかった太郎は、もはやカメラを持ったシャーマンと化してシャッターを切り続けた。いま、ここに甦った、太郎、渾身のフォト・ルポルタージュ。
目次
秋田
岩手
青森
著者等紹介
岡本敏子[オカモトトシコ]
1926年、千葉県生まれ。岡本太郎記念現代芸術振興財団理事長。岡本太郎記念館館長。1947年、東京女子大学卒業。翌’48年、岡本太郎の秘書となり、以後その死去まで約50年間あらゆる制作活動に立ち会い、取材に同行、口述をメモし、執筆をたすける。後に岡本太郎の養女となる
飯沢耕太郎[イイザワコウタロウ]
1954年、宮城県生まれ。1977年、日本大学芸術学部卒業。’84年、筑波大学大学院博士課程修了。以後、フリーの写真評論家として活動。’86年、日本写真協会年度賞。’96年、サントリー学芸賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅうり
7
「日本再発見ー芸術風土記」の東北の再収録。文庫でもでてるけど、いいんだ。a5版で見られたから…岡本太郎って民俗学も詳しいのか。でもインスピレーションに突き動かされてる感じではある。実際のところはどうなのか自分の乏しい知識ではわからぬが、岡本太郎のダイナミックさは毎度いーなーと思う。2016/07/03
Y / N
5
アイヌ民族のような狩猟採集生活に根ざした文化・祈り・信仰。岡本太郎が「東北」「縄文」に探し求めていたのはそのような文化の残滓なのだろう。イタコのびくびくと熱く迸る赤黒い生命力は,北條民雄が『いのちの初夜』に記したハンセン病患者のそれにも似ている。2015/09/19
まこちゃん
2
岡本太郎氏が東北に特別な思いを抱いていたことを、この写真集を読んで知りました。前書きにあるように「昔のままの原日本と言いたいような生活感」のようなものが確かにこの頃の東北にはには残っていたのだな、ということが読んで分かります。子供の頃お祭りと言えば必ず鹿踊りが踊られて、子供心に未知のものにであったような不思議な気分になったのを思い出しました。2016/08/19
-
- 和書
- 大阪の神々 集英社文庫