内容説明
激動の20世紀は「暗殺」の歴史でもあった。伊藤博文、L・トロツキー、M・ガンジー、ケネディ兄弟、J・レノン…彼らを襲った凶刃と凶弾は時代の歯車を大きく狂わせた。テロの瞬間をとらえた衝撃の写真―。
目次
第1章 イデオロギーの相克(浅沼委員長の脇腹に犯人の凶刃が“人間機関車”右翼テロに死す;午前九時二十五分時限爆弾が十七人の韓国閣僚の前で爆発大量殺人テロ ほか)
第2章 民族の対立(現在でも多くの謎が残る公民権運動のリーダー・キング牧師の暗殺;オーストリア皇太子夫妻サラエボで暗殺される 第一次世界大戦の引き金に ほか)
第3章 信教とテロ(狂信的仏教信者が竹入義勝公明党委員長に刃渡り八・二センチの短刀を;イスラム教過激派、ローマ教皇パウロ二世をバチカンで狙撃 ほか)
第4章 権力者の欲望(「自由を求めて」帰国、マニラ空港タラップで銃撃ベニグノ・アキノ暗殺される;アル・カポネが「セントバレンタインの虐殺」でシカゴ暗黒街の顔役に ほか)
第5章 狂気と謎(ビートルズのジョン・レノンファンの銃撃五発自宅玄関で暗殺される;あとわずかで大統領レーガンは暗殺の危機犯人は無罪 ほか)