内容説明
職人の膏血・典雅・情念を映す道具のすがたを文と写真が心温かく表わす。
目次
道具というもの（千代鶴の大入れ；大入れ五厘鑿 ほか）
モノを知る（底廻し ほか）
美への奉仕（博多はさみ；異国の鋏 ほか）
道具の精華（切銘『諫鼓鳥』割台；刻印銘『是秀』鉋刃・表 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめぴょん
15
美に奉仕するための日本の道具。使いこなすためにも修行が必要なような癖のある道具たち。写真からは品格が漂う。作った人の魂、思い、息吹を感じます。用の美という表現がありますが、美しい道具はそれ自身が芸術作品のようでもあります。神戸にある「道具博物館」に行きたい。2023/09/07
神山先
0
あらゆる美を生み出す大工道具。そこには幾多のこだわりや、誇り、エピソードが存在する。様々な大工道具にまつわる四方山話の数々に触れることのできる一冊。大学の研究用。2012/06/01
