出版社内容情報
17年にわたる夫・大島渚監督の介護と看取り。その後、乳がん、大動脈弁狭窄症、脊柱管狭窄症、コロナうつ、肺がんを発症。数々の困難を乗り越えてきた女優が語る。
【目次】
内容説明
17年にわたる夫・大島渚監督の介護と看取り。その後、乳がん、大動脈弁狭窄症、脊柱管狭窄症、肺がん、コロナうつを発症。数々の困難を乗り越えてきた女優が語る。人生という舞台はまだ終わらない。人生100年時代、知恵とユーモアで「今」を楽しむ極意。
目次
第1章 夫・大島渚と過ごした最後の時間―静かな別れの記憶(あと1日…と願い続けた日々;最後に握り返してくれた手、それは「大好き」の証し ほか)
第2章 介護うつを乗り越えて―歩み始めた希望の道(「うつ」は、心が疲れたときのサイン;マスコミの目を逃れ、こっそり夫の病室へ ほか)
第3章 介護が紡ぐ、人と人とのつながり(車椅子でも快適に―夫のために整えた京都・再会の旅;無事に帰京、夫の笑顔にすべての苦労が報われた ほか)
第4章 夫を看取ったその後に―病と向き合った80代(「まさか私が」―年2回の検診でも見過ごされていた乳がん;乳がん告知、迷いなく両胸の切除を決意 ほか)
第5章 90歳、心豊かに生きるヒント(お礼状は、心を伝える第一歩;感謝の一筆が、絆を結ぶきっかけに ほか)
著者等紹介
小山明子[コヤマアキコ]
女優。1935年、千葉県生まれ。高校卒業後、大谷学園横浜ドレスメーカー女学院(現・横浜高等教育専門学校)在学中に雑誌「家庭よみうり」のカバーガールとなり、松竹にスカウトされる。1955年、松竹映画「ママ横をむいてて」でデビュー。1960年、映画監督の大島渚と結婚。フリーとなり、映画、ドラマ、舞台で活躍。1969年、大島渚監督、日本アート・シアター・ギルド(ATG)との提携作品「少年」にて毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。1996年に夫が脳出血で倒れ、介護の日々が始まる(夫は2013年1月に逝去)。介護に関する講演などでも活躍。2008年『パパはマイナス50点 介護うつを越えて夫、大島渚を支えた10年』(集英社)で日本文芸大賞エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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