内容説明
自然と人を愛し、夢を追い続けた八十七年の人生の集大成。動物、仲間、旅、仕事―ムツゴロウさんの珠玉の言葉が詰まったエッセイ集!
目次
1 強がりの記(パニック;野次馬見参 ほか)
2 アマゾンへ(水中ことはじめ;はるか南のシャコとマグロ ほか)
3 生きよう、もっと(夢の中、がんの切除;生きよう、もっと ほか)
4 夢まぼろしの世界(な、なんだ、これ;ドクターヘリとオキシトシン ほか)
著者等紹介
畑正憲[ハタマサノリ]
1935年生まれ。作家、動物学者。東京大学入学、理学部生物学科を経て、生物系大学院に進む。学習研究社映画局に入社し、教育用の科学映画制作に携わる。退社後、作家としてデビュー。ムツゴロウ(あだ名)の名を冠したシリーズで多くの作品を残す。1971年には動物との共生をめざして北海道に移住。後にこれが「ムツゴロウの動物王国」へと発展する。動物に造詣の深いキャラクターとしてテレビの動物番組『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』に登場、幅広い世代に人気を博す。1977年には第25回菊池寛賞を受賞。長年にわたり、作家、ナチュラリストとして精力的な活動を続けた。2023年4月5日、中標津町の自宅で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
7
テレビ以上にアクティブなムツゴロウさんを知ることができる。激しく「動」の人であったことがわかる。2023/10/21
才谷
4
ムツゴロウさん激しい人だったんだなー。頭のいい人・身体能力の高い人はこれからもどんどん誕生して来るだろうけど、ムツゴロウさんみたいに生きる力の強い人ってこれから先の時代では出てこないような気がする。2023/09/27
必殺!パート仕事人
2
ムツゴロウさんのエッセイを読んだのは久しぶりでした。いかにも昭和な猛烈ぶりに、社会人の私は「ついていけないなぁと」思うようになったのでした。子どもができてからはムツゴロウ王国行ってみたいと思ったけれど、人気でツアーが取れないうちに終わっちゃいました。このエッセイは2016年から2018年のもの。胃がん手術後の退院の日、麻雀仲間の園山俊二さん音頭をとって他2人とお祝い麻雀をしたそうです(しかも徹夜で)。その後園山さんの方が、同じく癌で先に亡くなってしまったんですよね…。2023/09/09
ジャンルバルクイネー
1
ムツゴロウさんが亡くなった後に出版されたエッセイ集。アマゾンでの話や海に潜ったり釣りをしたりの話が多い。生死に繋がる話が多いのだろう。あとは病気で倒れた時、入院した時のこと。真似をしてはいけませんってことばかり。でもそこでしか見れない景色がある。本当に人生を謳歌した人だと思う。家族はいつもハラハラしていただろう。2023/10/25