日本の進む道―成長とは何だったのか

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日本の進む道―成長とは何だったのか

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620327723
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

岐路に立つ資本主義、必定の「南海トラフ大地震」、経済成長なき時代を生き抜くための異色対談。

目次

第1章 経済と政治の戦い(成長とは何だったのか;経済成長という強迫観念;盧溝橋事件;お金と権力;誰が政治を動かすのか;経世済民;意味と解釈;外に出る脳;違和感の正体;自民党は日本そのもの;他人を働かせる;固定された階級;見てわからないことは)
第2章 大地震に備える(必ず起こる;リニア中央新幹線;何が起こるのか;噴火の可能性;生き残ったほうが大変;ライフライン;横浜の問題;復興資金;田舎で暮らす;人口減少への覚悟;日本への移民問題;島根の人口密度;次は東海道)
第3章 循環再生で自足する地域(新しい資本主義;お金に変わった人間関係;「自足できない」は本当か;政治の出番;封建的なるもの;変化を阻むもの;変化の予感;人格分裂;農薬と発達障害;完全な自然農法;自然に対するには)
第4章 教育問題の奥へ(明治から続く問題;文化は「接合」できるか;和は乱れたまま;日本とロシア;大地震の後に;英語教育;個性の教育;親と先生が変わると;教育の何が変わったか;旧統一教会;あなたが行けばいいのに;「みんなで考える」がわからない;みんなで考える;若者を自殺させる社会;日本人は生きていない;身体について考える;のんきに生きる)
第5章 日本人の生き方(瓦礫はどこへ;山を削る;踏み込んで考えてみる;戦争の形;大切なのは災害後;なぜそう思うのか;事実に興味を持たない人;アリを極める;現場を見ること;理屈と膏薬;空気は切れない;常識を磨く;混んでいる銭湯)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県生まれ。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入り、東京大学教授となる。退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。東京大学名誉教授。89年『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞、2003年『バカの壁』で毎日出版文化賞特別賞を受賞

藻谷浩介[モタニコウスケ]
1964年山口県生れ。地域エコノミスト。東京大学法学部卒業。日本総合研究所主席研究員。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問。地域特性を多面的に把握し、地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

62
このお二人の視点・視座には、いつも、納得するものがある。生き物としての人間の有り様を考える。中長期の視点を持ちながら、短期的に実践と振り返りを行う。サブタイトルにもある「成長」の2文字に囚われる人の多いこと・・なのか、誤魔化しだとわかりつつ諦めているのか・・・。いまだに、なにかあると「成長戦略」と言ったり、ウェルビーイング、SDG'sも曖昧なまま使い、数値化しようとする。そもそものところへ立ち戻る視点を持つことだと思う。2023/07/24

tamami

54
経済成長は60代以上の人々にとってのノスタルジーではないか、と対談は始まり、政治と経済との関わり、お金の儲け方に対する違和感へと話は続く。2038年に大地震が来るという専門家の話を引きながら、田舎に住みダウンサイジングして循環再生できる地域作りを目指すべき、と提案する。全体として、我々が普段考えようとしない事柄について、さり気なく重要性を説いていく。資本はお金だけにあらず、どこかの国が攻めてくる確率より大地震が起こる確率の方が遥かに高い、アリとキリギリスの話の中で、アリを極めた日本人等々、身につまされる。2023/04/19

あちゃくん

43
いずれ来る危機に備えよ、そしてその後の復興への道筋をイメージしておけ、ということかなと理解しました。2023/04/19

ムーミン

29
今の世の中、日本人の生き方、考え方……信用できないことばかりが見えてしまう。でも、信じたい。きっと多くの人はまっとうな判断をもって生きている人たちなのだと。これからの世の中を作っていく若者のために、精一杯自分の力を使いたい。2025/02/21

Sakie

16
話が嚙み合っているのか失礼ながら心配したが、日本に健全な森をつくり直す委員会でご一緒されている時点で関心領域は合致しているのだった。10年余先の日本に大地震が来ようと来まいと、日本人は遠からず困窮する。「日本社会をもっと自立した循環再生型にする」点で意見は一致を見る。我が家は跡継ぎがいないので、無闇に山や畑など所有したら後が困る、と考えていたが、もう、思うがまま好き勝手にやったほうが良いんじゃないかと思いかけてきた。個人が生きるために必要と思うやりかたを、少しでも道筋つけておいたほうが後続のためなのかも。2025/06/03

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