内容説明
「得る」ために捨てる。そこに気づけば簡単だ。職種・業界を問わず一生役立つ出口流トレードオフの極意。
目次
はじめに 「得る」ために「捨てる」、そこに気づけば簡単だ
第1章 「捨てられない」は思い込み、捨てることが未来をつくる
第2章 出口式・捨てる技術“基礎編”―余計なものを手放す習慣を身につける
第3章 出口式・捨てる技術“応用編”―余計なものを手放して、本当に必要なものを見極める
第4章 捨てるモチベーションは、退路を断つことから生まれる
おわりに 無駄を「捨てる」ことは、未来への投資である
著者等紹介
出口治明[デグチハルアキ]
立命館アジア太平洋大学(APU)学長。1948年、三重県美杉村生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年4月、生命保険業免許取得に伴いライフネット生命保険株式会社に社名を変更。2012年、上場。社長、会長を10年務めた後、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MI
107
捨てることで、新しい発見ができる。著者は「本、旅、人」をモットーにしている。印象的なことは2つ。①余計なモノを手放す習慣を身につける。捨てるものに「マイルール」を決める。大事な決断ほど「熟慮」を捨てる。②計画通りの人生を捨て、川の流れに身を任せる人生を選ぶ。ダーウィンの進化論から、「世界の動きの全ては運と適応力から起こる。将来何が起こるかは誰にも分からず、賢者が生き残るとは限らない。運は川の流れ、適応とは流れついたところで好きなことをやることで偶然の産物に出会える。シンプルにすることで得られることがある。2023/05/29
KAZOO
106
出口さんによる様々な状況における考え直すヒントが満載されています。表題の「捨てる」という言葉がキーワードとはなっているのですが、そればかりではない気がしました。例えば「「ゾンビ企業」に大ナタを振るうと、日本経済は再生する」などは最近これに反するようなことを政府が行おうとしていることを考え合わせると、確かにその通りといわざるを得ません。手元に置いて何度も読み返します。2024/08/12
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
29
春先から願っていた事が、あれよあれよと重なり、気付いてみれば全く違う環境に来てしまったw 本書を読み進める程、無理をしていたな〜と見直しています。環境を変える際に腹を括る。それと置かれた場所で枯れてしまっては、元も子もない。の部分に同感。2022/08/30
ねこまんま LEVEL2
27
今まで読んできた出口さんの本の振り返る内容。やはり考えることの必要性が大事だと再認識。すらすら読めるし出口さんと会話しているような気分になる。2023/02/10
templecity
16
本とレコードを集めていた出口治明であるが貯めておいても仕方が無いので色々なものを先行的に捨てている。予定表も持たない。英国に勤務した経験もあり、日本からは出張で何人もつれて来るが欧米ではトップが単独で出張する。日本はかばん持ちがいる。無駄なことは兎に角捨てるということだ。 2023/02/20
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