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出版社内容情報
従米構造を作り上げた「日米合同委員会」の正体を暴き、事実上、米国による占領が続く戦後日本の核心に迫る画期的ルポルタージュ。
内容説明
日本の従来構造を支え続けてきた「日米合同委員会」。日本の高級官僚と米軍高官からなるこの謎の組織の実態とは何か?戦後の闇をめぐる松本清張の先駆的洞察を辿りつつ、俊英ジャーナリストが米国による支配の核心を暴く。
目次
第1章 米軍に差し出された軍事空域「アルトラブ」の密約と「米軍機情報隠蔽密約」
第2章 対米従属の密約文書の開示を拒む外務省は米軍と一心同体か
第3章 日米合同委員会の秘密体制に挑む情報公開訴訟
第4章 松本清張が暴いていた「別のかたちで継続された占領政策」の深層
第5章 新型コロナと検疫と日米合同委員会の合意と米軍特権
第6章 日本の法令に反してまで米軍の特権を認める日米合同委員会
著者等紹介
吉田敏浩[ヨシダトシヒロ]
1957年、大分県臼杵市生まれ。ジャーナリスト。ビルマ(ミャンマー)北部のカチン人など少数民族の自治権を求める戦いと生活と文化を長期取材した記録『森の回廊』(NHK出版)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は戦争のできる国に変わりつつある日本の現状を取材。『「日米合同委員会」の研究』(創元社)で日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)を、『赤紙と徴兵』(彩流社)で「いける本」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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