出版社内容情報
誰がここまで社会を壊したのか?闘うジャーナリストが、失意の時代を見つめ、その淵源を射抜き、新たな希望を語る。
内容説明
誰がここまで社会を壊したのか?人倫を踏みにじったのか?闘うジャーナリストが、暴政に抗い続けた4年間。危機の時代を刻み込む記録。変革のための必読テキスト。
目次
2018年(統治の道具;報道と恥 ほか)
2019年(根を張る病;別の理由 ほか)
2020年(圧政の餌;共犯者 ほか)
2021年(正気か;なかにし礼さん ほか)
著者等紹介
青木理[アオキオサム]
1966年生まれ。共同通信記者を経て、フリーのジャーナリスト、ノンフィクション作家。丹念な取材と鋭い思索、独自の緻密な文体によって時代の深層に肉薄する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
原玉幸子
19
TV等で観る同学年の(別に知り合いでも何でもない)青木クンがエッセイで何を語っているかを一寸見てみよう!です。古くからの知己でも理念や思想は色々なので、敢えて私が誰かに糾弾や主張する積りはありませんが、「安倍菅は、何であんなにあほで悪い奴らなんやろう」が感想でした。改めて、其々の時評から時を経て斯かる数々の悪事を忘れそうになっている自分と、次世代を担う若い世代が、投票率も低く又それでも与党支持であったことを思い、「『世代間闘争』との言葉は最早使わないのか」との、悲しい驚きがありました。(◎2021年・冬)2021/12/09
たらお
14
サンデー毎日、連載コラム。時の政権に思うことを忌憚なく書いている。「森友加計問題」「桜を見る会」「公文書偽造」思い返すと、そんな言い訳通用するのかといった国会でのやりとりが多かった。でも、通っちゃうのがこの国の情けなさ。民意が足りない?、マスコミが弱腰?。権力者が人事を司るから?。正論が正論として通らない。風通しの悪いニュースが多かった。韓国との問題についても、65年の国交正常化にあたり「経済協力資金」を渡し「完全かつ最終的に解決」としているが、過去を忘れること無く対処しなくてはならないと改めて考えた。2023/05/14
jima
14
2018年1月から2021年9月までの「サンデー毎日」に連載されたコラムなど。沖縄の闘い、米軍基地、憲法、森友、加計、検察庁、日韓、等々、先代、先先代総理のもとでのうんざりするほどの嘘,偽り、おとぼけ。今に追われて、忘れていってしまうことを反省。でも、著者のようなジャーナリストが健在であることは勇気になる。2021/11/04
りんりん
9
以前の政治家は、保守でも中道でも革新でも、それなりに「考え」があって、主義主張や政策には賛成できないけれど、人間的におかしいんじゃないか?などと思うことはなかったように思う。一旦政治から離れれば、尊重すべき一個人がいたような気がしていた。でも今は何だ?国の政治の責任者があまりにも薄っぺらい(いい言い方をすれば)。為政者たちを監視すべきマスコミもまさにマスゴミに成り下がっている。そんな時代にこんな人がまだいたのかっ!まだまだ読みたくて図書館で「サンデー毎日」読んできた。これからも追い続ける。2022/06/10
黒頭巾ちゃん
7
▼安倍菅政権無能▼五輪開催ありえない▼メンタリストの存在がこの国を荒廃している▼過去の出来事を思い出させる内容2021/10/06