ポン・ジュノ―韓国映画の怪物(グエムル)

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ポン・ジュノ―韓国映画の怪物(グエムル)

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  • サイズ 46判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620326337
  • NDC分類 778.221
  • Cコード C0074

出版社内容情報

映画『パラサイト』で数々の栄冠を勝ち取った“名監督”を、
作品、生い立ち、家族(ルーツ)、韓国エンタメ事情を軸に、徹底的に読み解く。

内容説明

“オタク”はいかにして“名監督”になりえたのか。作品、生い立ちをはじめ、小説家の祖父・朴泰遠や父から受け継いだDNA、現代韓国エンタメ事情まで徹底解剖。

目次

第1章 『パラサイト』の真実―格差のエンタメ映画(「階段」とは何か;階段映画『下女』へのオマージュ ほか)
第2章 ポンジュノの正体―世界化への「変態」(怪物の成長過程;芸術家一族の末っ子 ほか)
第3章 ポン・ジュノのDNA―隔世遺伝と離散家族(モダニストの祖父・朴泰遠;父親とコカ・コーラ ほか)
第4章 韓国映画産業の現在―新興の文化帝国「CJエンタメ」(米アカデミー賞4冠の理由;東アジアの新興文化帝国 ほか)
補章 『パラサイト』備忘録(『パラサイト』の思い出;高級住宅街「城北洞」 ほか)

著者等紹介

下川正晴[シモカワマサハル]
1949年7月28日、鹿児島県国分市(現・霧島市)生まれ。大阪大学法学部卒。毎日新聞西部本社、東京本社外信部、ソウル支局長、バンコク支局長、編集委員、論説委員などを歴任。立教大学大学院博士課程前期(比較文明論)修了。韓国外国語大学言論情報学部客員教授(日韓コミュニケーション論)、大分県立芸術文化短期大学教授(マスメディア、現代韓国論)。「日韓次世代映画祭」(別府市)ディレクター。2015年に定年退職し、日本近現代史、韓国、台湾、映画を中心に取材執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

32
パラサイトのポンジュノ監督の研究本。映画論よりも監督のファミリーヒストリーが興味深い。母方の祖父が、戦前は日本に留学してモダニズム文学青年だったのが戦後北朝鮮に行って歴史小説家となる(越北作家というそう)。あと後半、パラサイトの配給会社、CJエンタテイメントの世界戦略の章がいちばん面白い。CJのシネコンはベトナムやトルコに進出しててシェアも4割とかなんとか。韓国の映画業界のこともっと知りたくなったわ。2020/07/28

おさむ

32
毎日新聞の元韓国特派員によるポン・ジュノ監督の分析本。1969年生まれの監督は86世代というよりも、海外のアニメや漫画に慣れ親しんだオタク第1世代だという。芸術一家の出身として知られるが、歴史小説家の祖父は越北者で、残された家族は苦難の暮らしだったなど複雑な家族史を持つという。「パラサイト」の成功の裏にある、CJグループによる韓流文化輸出戦略や、スノーピアサーやオクジャの興行的失敗の積み重ねなど、単なる格差社会を映した映画というだけでなく、複眼的な分析が腑に落ちました。2020/07/03

柴多知彦@cinema365

1
著者は毎日新聞の元ソウル支局長。4章構成になっており、1章は『パラサイト』考察、2章はポン・ジュノの生い立ちとフィルモグラフィ。北朝鮮に亡命した小説家の祖父、パク・テウォンについて書かれた3章と、『パラサイト』を配給したCJエンタテインメントによる東アジアへの文化的侵略を語った4章は、知らない情報も多く、蒙を啓かれること大だった。 『殺人の追憶』の演出に今村昌平『復讐するは我にあり』を参考にしたとの指摘も初耳だったな。2020/10/16

dubstepwasted

1
ポン・ジュノを彼の文化的背景、人間関係、DNA、韓国のエンタメビジネス等から照射した本。ポン・ジュノの祖父パク・テウォンの二家族(ポン・ジュノに繋がる韓国の家族、越北してから作った北朝鮮の家族)という過去。アジアを中心に韓国の文化植民地を形成することを夢見るCJエンターテイメントの「文化帝国構想」。ポン・ジュノを支え導く夫人チョン・ソンヨンと資本家(韓国映画のゴッドマザー)ミッキー・リー。階段映画「下女」を継承しつつ「グエムル」の対となる作品として生まれた「パラサイト」、そこに描かれた貧困の虚構性、など。2020/08/02

光太郎

0
面白い2021/01/11

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