出版社内容情報
映画『パラサイト』で数々の栄冠を勝ち取った“名監督”を、
作品、生い立ち、家族(ルーツ)、韓国エンタメ事情を軸に、徹底的に読み解く。
内容説明
“オタク”はいかにして“名監督”になりえたのか。作品、生い立ちをはじめ、小説家の祖父・朴泰遠や父から受け継いだDNA、現代韓国エンタメ事情まで徹底解剖。
目次
第1章 『パラサイト』の真実―格差のエンタメ映画(「階段」とは何か;階段映画『下女』へのオマージュ ほか)
第2章 ポンジュノの正体―世界化への「変態」(怪物の成長過程;芸術家一族の末っ子 ほか)
第3章 ポン・ジュノのDNA―隔世遺伝と離散家族(モダニストの祖父・朴泰遠;父親とコカ・コーラ ほか)
第4章 韓国映画産業の現在―新興の文化帝国「CJエンタメ」(米アカデミー賞4冠の理由;東アジアの新興文化帝国 ほか)
補章 『パラサイト』備忘録(『パラサイト』の思い出;高級住宅街「城北洞」 ほか)
著者等紹介
下川正晴[シモカワマサハル]
1949年7月28日、鹿児島県国分市(現・霧島市)生まれ。大阪大学法学部卒。毎日新聞西部本社、東京本社外信部、ソウル支局長、バンコク支局長、編集委員、論説委員などを歴任。立教大学大学院博士課程前期(比較文明論)修了。韓国外国語大学言論情報学部客員教授(日韓コミュニケーション論)、大分県立芸術文化短期大学教授(マスメディア、現代韓国論)。「日韓次世代映画祭」(別府市)ディレクター。2015年に定年退職し、日本近現代史、韓国、台湾、映画を中心に取材執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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