原発事故は終わっていない

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原発事故は終わっていない

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784620326306
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0036

出版社内容情報

原発事故をなかったことにはできない。
50年以上反原発を貫く科学者が、事故の風化に警鐘を鳴らし、マスコミが伝えない原発のタブーに果敢に斬り込む。

内容説明

殺していい命も、殺されていい命もひとつとして存在しないように、故郷を追われ、生活も奪われ、苦闘の中で生きることを強いられてもいい人など、ひとりもいません。誰もが同じように穏やかな生活を送るべきなのです。そのことを福島第一原子力発電所事故から10年が過ぎようとする今、多くの人に伝えたいと思います。

目次

第1章 福島第一原子力発電所で何が起きたのか―事故発生から現在までの10年を振り返る(2011年3月11日19時3分 原子力緊急事態宣言発令;原子炉建屋で水素爆発が発生 悪夢のような光景が広がった ほか)
第2章 私たちが生きている間に原発事故は収束しない(30~40年で廃炉を完了させるという楽観的な見通しの上に作られた呆れた計画;人間は一切入ることができず、ロボット頼みの炉心内の調査 ほか)
第3章 見棄てられた日本国民―政府は決して真実を教えない(東京オリンピックは福島第一原子力発電所事故を隠蔽するために誘致された;原子力緊急事態宣言下の国でオリンピックを開催するという愚行 ほか)
第4章 それでもまだ原発を続けるのですか?(福島第一原子力発電所の事故後、世界各国で原発からの撤退が始まった;世界の潮流に逆行し、輸出政策は総崩れ それでも原発にこだわり続ける日本 ほか)
第5章 いわれのない犠牲を他者に強いない生き方(原発誘致をめぐる地方自治体と電力会社の恐るべき癒着;交付金という「原発マネー」をめぐり自治体が争奪戦を繰り広げる ほか)

著者等紹介

小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年、東京生まれ。工学者(原子核工学)。元京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。2015年3月の定年退官を機に、信州へ移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

31
後世に借金を残すな!・・いや、それは借金ではない。本当の負の資産である放射性廃棄物で騒がれることはない。現在は緊急事態宣言下。新型コロナではなく、原子力のだが。燃料デプリは取り出せない。廃炉に目途が立たない。帰還できない人がいる一方で、東京五輪に人物金がシフトする。根拠薄弱なCo2温暖化説。原子力はクリーンではない。資源高騰、ウクライナ危機。再稼働支持が増えている。・・311から11年経つ今の現実。すぐに忘れる、簡単に誘導される。彼の国のことを嗤えるのか?騙されたあなたにも責任がある!・・そして私にも。2022/05/17

ロビン

26
長く京都大学原子炉実験所で助教をつとめられ、福島原発事故前から原発の危険性を訴えて戦ってこられた小出裕章さんの最新刊。そもそも原発の出す核のゴミの処理は非常に困難で、未来の世代に多大な負担を強いてしまうこと、燃料デブリの取り出しがこのままでは100年経っても不可能なこと、汚染土再利用や汚染水の海洋放出の愚、原発誘致をめぐる自治体と電力会社の癒着問題、原子力発電がハイコストにも関わらず国が原発をやめないのは潜在的な核製造能力を保持したいからであることなど、気になる問題が網羅されている。ぜひ一読を。2021/03/03

風に吹かれて

19
3.11前後にあれほど放送されていた震災関連番組はテレビから消えた。被災地の人々の困難が伝えられたと思う。その一方で、原発を使い続けていいのかということを科学的に問う番組はあったのだろうか、と思う(私が見落としたものもあるに違いないが……)。  人間の科学も自然界も放射能を無化(半減期というものがあるが、無化されるのは人間の尺度からすれば無限ともいえる先のこと)できない。人間に甚大な害を及ぼす放射能汚染物を生む原発はやめなければならないと小出氏は主張する。➡2021/03/29

coolflat

15
50頁。六ヶ所再処理工場では年間8000トンの使用済み核燃料を処理する計画だが、もし福島第一原発のトリチウムを含む処理水をタンクに貯蔵し続けることになれば、六ヶ所村での海洋放出もできなくなってしまい、再処理工場の稼働自体ができなくなる。だから政府、原子力規制委員会、東電は口が裂けても「タンクに貯蔵し続ける」とは言えない。今、福島第一原発で問題になっている200トン分の燃料に入っているトリチウムなど、彼らから見れば大した量ではない。もしそれが問題だといえば六ヶ所再処理工場は稼働させられないことになってしまう2023/10/08

あべし

10
 皆さん。来たる3.11の前にこの本を読んでおくことをお勧めいたします。私たちが忘れかけていたことを思い出させてくれます。  あの時に起きた自然災害が、僕たちに教えてくれたのは、「人類史場最大の人災」です。テレビではやたら津波のニュースが流れていますが、原発事故はどこへ行ったのですか。  今もなお、「原子力緊急事態宣言下」であることを知りませんでした。そうです。知らなかったのです。 ① 原子力発電の恐ろしさをもっと知ろう ② 言われるがままになるな。きちんと勉強しよう ③ 自分の頭で考えて行動しよう。2021/03/09

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