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出版社内容情報
真実をねじまげようとするトランプ政権に立ち向かう記者たち。
そんな彼らが絶大な信頼を置く、社内弁護士の実録。
内容説明
真実か捏造か?権力VS新聞社。トランプ時代のアメリカで、真実を伝えようとした人々の実録。
目次
大統領選挙の日
認識ある過失
謎の郵便物と裁判所にある箱
税の日
非公式会見の日
私たち対アメリカ
漏洩警察
中傷のドン
フェイクなフェイクニュース
不安定〔ほか〕
著者等紹介
マクロー,デヴィッド・E.[マクロー,デヴィッドE.] [McCraw,David E.]
1954年生まれ。イリノイ大学卒業。コーネル大学大学院、オールバニ・ロースクール修了。「ニューヨーク・デイリーニューズ」紙の法務部門を経て、2002年より「ニューヨーク・タイムズ」紙の副法務担当役員として、名誉毀損、情報公開などに関する訴訟を手がける。ニューヨーク大学ロースクールの客員教授、ハーバード・ロースクールの客員講師も務める
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ。青山学院大学卒業。英米文芸・ノンフィクション翻訳家。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DEE
12
どこまでも真実を追求し発信しようとするジャーナリストと、都合の悪いことは全てフェイクニュースで片付け、好意的なマスコミだけを身近に置くトランプ。 ジャーナリズムには権力を監視する意味合いもあり、大統領が自分の意見に合わせて発信先を選択するということはあってはならないこと。そんな姿勢に対するニューヨークタイムズ弁護士の戦い。 正直言って読みにくいし、あまり面白くない。理由はよくわからない。2020/06/18
tetsubun1000mg
9
ニューヨークタイムズ専属弁護士の回顧録。クリントンとの大統領選での勝利から、トランプ大統領になってTV局と新聞などのマスコミに対して「フェイクニュース」と呼び続けていくにつれてアメリカのトランプ信者が傾斜していく経過が描かれる。共和党支持者以外にも本当にトランプ大統領の主張に賛同する国民が半数近くいることが分かった。ワインスタインのセクハラ報道の取材状況やトランプ大統領から裁判を起こされたり、訴えるとツイッターで脅されたりと巨額の損害賠償金を請求されるアメリカでは優秀な弁護士がいないと成り立たないようだ。2021/04/30
penguin
2
図書館。 2020米大統領選中に流れてきて気になった本でした。2016大統領選以来、NYTimesは何かと目にすることが多いメディアであったこと、2020での混乱(というか時間がかかった)結果報道にとても慎重さを感じたことが気になった理由。 テーマの中心にあるのは、米憲法修正第1条(表現の自由・報道の自由などの権利を妨げることを禁止する)とメディアと権力の関係。45代大統領だけでなく、過去の事例などを引きながらメディアのあり方、権力との関係距離を考えさせられる内容でした、2020/11/27
夢仙人
2
アメリカの言論のまともさを知る。日本のマスコミは何をやっているのか?2020/07/29
灘子
1
合衆国憲法修正第一条へのラブレター。トクヴィルの知性の平等を思い出した。三権分立もしてる?し、メディアが第4の権力としてしっかり働いてるのが羨ましくもある。メディアへの不信=報道の不自由。 のわりにイラク戦争の時の政府のプロパガンダ化にほとんど触れられてないのに驚いた。もっとあってもいいんじゃない?あと翻訳が読みにくいかも。ややこしい文を書く人。2021/02/07