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出版社内容情報
あなたのお話し、聞かせてください─「人に言えない悩み」にそっと寄り添い、耳をかたむけ、真摯なことばで向き合った人生相談。
内容説明
「恋をしたことがありません」「夫のすべてに悪寒が走る」「就職決まらず孤独で絶望」あなたのお話、聞かせてください。人生のままならぬ悩み、どうしたらいいの?。毎日新聞「人生相談で」大反響!
目次
1 恋をしたことがありません
2 夫のすべてに悪寒が走る
3 家族って何ですか
4 ブサイクって言わないで!
5 占いが気になります
6 やる気がないけど、どうしよう
7 あめをもらってもいいですか
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年、広島県生まれ。作家。81年「さようなら、ギャングたち」でデビュー。88年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞。『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッパー
85
人生相談本。回答は柔らかで優しく、人柄が出ている。年代によって悩みの種類が大きく異なるのは興味深い。70,80歳になっても、相談したい悩みというものは尽きないのですね。長い人生、これから自分は何に悩むことになるのやらと、ぼんやり考えさせられました。2021/08/08
佐島楓
70
悩みの只中にいる人間がいかに視野狭窄に陥っているか。それは他人しか指摘できない。他人の提示する回答も相談者にとって最適なものかは本人しか判断できない。純粋に寄り添おうとする気持ちの有る無しが大切なのだと思う。2020/02/22
ネギっ子gen
61
【著者より:わたしの話を聞いてください】<小さい頃から、わたしは、新聞の片隅にある「人生相談」のコーナーが好きでした。というか夢中になって読んでいました。人生相談好きの小学2年生……可愛くない……ですね>。おっ! 自分と同じだ……。もっとも著者の場合は「未知の人生」への探求心。わたしは、アダルトチルドレンとして喧嘩ばかりしている両親の仲裁の日々を送る身の上。説得術のトリセツ的な。で、著者は回答者に。わたしは、未だに「人生相談」に固執する読者。両親は遥か昔に成仏しているのに、何を求めてか、なぁー。我よ……⇒2022/11/28
Kurara
45
★2.5 一昔前の相談コーナーって感じでした。 人の悩みってなかなかお答えするのも難しい。2023/06/12
むぎじる
38
お悩み相談にまったく関心がなかったのに、この本の中の「ホストになった兄 やめさせる方法は?」の回答を偶然読み、目からウロコがポロポロ!そして心がほかほかし、笑顔がこぼれた。感情が目まぐるしく揺さぶられながらも気持ちよく覚醒させられたので手に取った本。回答の中に込められているのは、「豊かであれ」ということ。時に厳しく叱咤されているが、それさえも心地よかった。なぜか?的確でまっとうな言葉を投げかけられているからではないだろうか。限られた字数の中に優しい気持ちがたっぷり詰まっていた。2020/07/24