出版社内容情報
ロングセラー既刊『ストーリーでわかる財務3表超入門』のコミック版。会計知識ゼロから、財務3表の仕組みがわかる一冊。
内容説明
念願かなってアクセサリー販売の会社を起こした寺坂あかね26歳。1日も早く会社を軌道に乗せるため、あかねはコンサルタントの父・龍一のもと、会計の勉強を始める。経営方針をめぐる旧友とのすれ違い、慣れない会計用語、資金繰り…次々と試練が訪れる。経営者1年生、会計知識ゼロのあかねは無事に初年度を乗り切ることができるのか?
目次
第1章 会社とお金の仕組み(そもそも会社とは何か;会社は誰のものか ほか)
第2章 収支計算書を使って複式簿記会計を理解する(収支計算書の限界;BSとは何か ほか)
第3章 ここがわかれば複式簿記会計は理解できる(売掛と買掛の仕組み;利益剰余金の意味 ほか)
第4章 決算整理と配当(会計と税法の違い;減価償却とは何か ほか)
第5章 ビジネスの現場で使える知識にするために(PLを理解する;BSを理解する ほか)
著者等紹介
國貞克則[クニサダカツノリ]
1961年岡山県生まれ。東北大学機械工学科卒業後、神戸製鋼所入社。海外プラント輸出、人事、企画などを経て、1996年米国クレアモント大学ピーター・ドラッカー経営大学院でMBA取得。2001年ボナ・ヴィータコーポレーションを設立して独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
15
ナゾのストーン販売会社を立ち上げた寺坂あかね26歳が奮闘する財務マンガ。…が、マンガ部分よりも、文章による解説部分で「会社の目的」について書かれているあたりが心に残った。「会社の目的は、社会に貢献すること」と簡潔に書かれている。ドラッカーリスペクトな著者によると、利益をあげることは、会社の目的ではない。利益とは人間にとって水のようなもので、会社の存続条件だという。利益をあげなければ会社は続かない。会社が続かなければ、社会に貢献できない。社会が続かなければ、人間は生きていけない。いやあ、まいったまいった。2024/12/01
ヒュンフ
12
非常にわかりやすい。特にPL、CS、BLの解説が丁寧で本格に勉強を開始する手前の下地づくりとして有用。IFASは初めて知りました。2022/05/17
いくら丼
7
えっとさ……構成とか、着眼点は、良いんだと思うよ。でもさ、説明、下手なの? 日本語という点において。まず、説明がくどい。大事なことやわかりにくいところを繰り返すのは良いけど、そのまま繰り返してわかる人は、最初からわかっている。呪文と大差ない。言い換える段階を踏んで初めて、わからない人への補足説明にもなるし、再確認もできる。定型的に同じ表現繰り返す箇所が多すぎる。漫画と文章にしても、全く同じ表現なら、どっちか読めば事足りる。あと、「簡単なこと」とかいう台詞が多い。これ、理解できなかった人が絶望するだけでは。2023/12/11
御座候。
5
解説が丁寧な一冊。ビジネスがどのようなものであるか、という哲理面も含めて解説をする。2022/03/16
nami1022
4
めちゃくちゃ分かりやすい。決算書を読めない若手社員には、取り敢えずこれを読ませておけばそれなりのレベルに達してくれそう。理解度がフワッとした人に読ませても頭が整理できて良いと思います。理解できている人でも、人に教えるにはどうすれば、という参考になると思います。2024/05/03