渥美清 わがフーテン人生 (新装版)

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渥美清 わがフーテン人生 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620325927
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「男はつらいよ」50周年&新作公開記念! 主演・渥美清が自身の生い立ちから芸人時代、役者人生を語り尽くした唯一の自伝が復刊。

内容説明

「男はつらいよ」公開50周年記念。名優がのこした唯一の自伝!

目次

何かとダメな日々
玉ノ井通いのころ
ハジキを持ったころ
テキ屋立志篇
フランス座珍優伝
病院につづく坂
あら大丈夫だったわね
患者百態
四角い顔とブラウン管
ターザンと私
アフリカの夜
サルとカバとサイ
ゴリラの悲しみ
アフリカの木曽節
「男はつらいよ」誕生
寅に惚れて
みなさまお別れです

著者等紹介

渥美清[アツミキヨシ]
1928年生まれ、東京都台東区出身。45年に巣鴨中学校を卒業後、46年に新派軽演劇の座長に誘われ、「阿部定一代記」で初舞台を踏む。53年には浅草のフランス座に入り、コメディアンの谷幹一、関敬六や裏方だった井上ひさしらと出会う。63年、主演作「拝啓天皇陛下様」(野村芳太郎監督)で映画俳優としての地位を確立。喜劇路線で確固たる人気を集めた。68年にフジテレビで放映された連続ドラマ「男はつらいよ」(山田洋次脚本)が好評となり、翌69年に製作された映画第1作でも引き続き主演の車寅次郎を演じる。以降、28年間49作(特別篇含む)にわたり「男はつらいよ」は国民的映画として、また渥美の演じる寅さんは日本中の多くの人たちに親しまれた。96年8月に病でこの世を去る日まで、他の映画やテレビ、舞台出演を断って寅さんだけを演じ続けたという、その意味では他に例を見ない俳優だと言える。没後、96年に国民栄誉賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamatoshiuruhashi

59
渥美清の聞き語り本。彼の生い立ちから不良時代、浅草、そしてフーテンの寅さんまでの半生を語る。昭和51年、寅さんの「葛飾立志編」が公開されている時にサンデー毎日に連載されたもの。個人的には奇しくもこの作品が寅さんを劇場で観た唯一の映画である。語りを書き起こしているのだから、読んでいる最中に寅さんのあの口調が蘇る。個人的には「拝啓天皇陛下様」の話が全く出てこないのが寂しい。森卓也の後書によれば、渥美は全く素顔を見せない人だったとのこと。それでも私の渥美清は「拝啓」の山田正助であり、松竹の喜劇役者である。2024/02/03

ツキノ

19
2019年7月発行。サンデー毎日の「聞き書き」シリーズの連載をまとめて1996年(没年)に発行されたものの新装版。連載時は昭和53(1976)年、男はつらいよ第16作がお正月映画として封切られた年。板橋の下町で生まれ育ち、学徒動員中の話、テキ屋家業のおじさんの口上に魅せられ、役者稼業に足を踏み入れたきっかけ、結核の闘病生活、アフリカロケでの出来事等々。新装版で映画評論家森卓也氏による解説がつけられたが、穿った見方がわたしは好きではなかった。2023/03/20

たかし

4
今ではとても書けないようなことを連発。 渥美さんの生い立ちや青春時代を垣間見えて楽しかった。2021/09/27

みゃんぱ

2
寅さんに対する親しみと愛着が、役者としての渥美清に対する興味へと滲み出してきてこの本を手に取った。倍賞千恵子は、さくらさんと呼ばれることに嫌気がさしていた時期もあったと語っていたし、渥美清も晩年は寅さんを演じるのがしんどかったのではと思ったりする。死後にご家族が発表した家庭内暴力の話も軽く見てはいけないとも思う。寅さん=渥美清さんではない。しかし渥美清という俳優によって寅さんという人がどうやって作り上げられたのか知りたかった。軽やかな笑いと哀愁に満ちた寅さんの姿を、また改めて見たくなった。2024/01/19

mocotaro

1
寅さんのようで寅さんでない、渥美清さんはどういう人なのかが少し伺える本。病 まだ売れない頃から、大病をしたこと、アフリカでの強烈な異文化体験、寅さんのことが語られている。印象としては、冷静で落ち着いているが自身の好奇心とか周りを楽しませることを大事にしている人なんだなということ。海外旅行が好きだったというのも意外。(寅さんと違うからか)渥美さんの著作はほかにあまりないはずなので貴重な一冊である。2020/12/22

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