出版社内容情報
歴史を動かすその瞬間、彼らはどんな〈歌〉を詠んだのか。現代短歌界を牽引する歌人が編む、日本史の英傑たちによる新百人一首物語。
内容説明
信長が天下統一目前に詠んだ歌とは!?現代短歌界を牽引する歌人が編む、日本史の英傑百人一首物語。
目次
第1章 大志を抱いた者たちの歌(乾坤をそのまま庭と見るときは我は天地の外にこそ住め(宮本武蔵)
世の人はわれをなにとも云はば言へわがなすことはわれのみぞ知る(坂本龍馬) ほか)
第2章 リーダーたちの歌(為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり(上杉鷹山)
人はただ身の程を知れ草の葉の露も重きは落つるものかな(徳川家康) ほか)
第3章 表現者たちの歌(石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも(志貴皇子)
世間を憂しと恥しと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば(山上憶良) ほか)
第4章 苦難に立ち向かった者たちの歌(おもひおく言の葉なくてつひに行く道は迷はじなるにまかせて(黒田官兵衛)
何事も移ればかはる世の中を夢なりけりと思ひざりけり(真田信之) ほか)
第5章 開拓者たちの歌(八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を(須佐之男命)
倭は国のまほろばたたなづく青垣山隠れる倭し美し(倭建命) ほか)
著者等紹介
田中章義[タナカアキヨシ]
歌人・作家、元国連WAFUNIF親善大使。1970年、静岡市生まれ。大学1年生のときに第36回角川短歌賞を受賞。在学中から多くの雑誌に執筆・連載を開始。卒業後は、世界各地を旅しながら、ルポルタージュ、紀行文、絵本などを執筆。また、世界各地で詠んだ短歌が英訳され、2001年、世界で8人の国連WAFUNIF親善大使にアジアでただ1人選出。その後、国連環境計画「地球の森プロジェクト」推進委員長、ワールドユースピースサミット平和大使などを務めた。大学で短歌を教えているほか、テレビやラジオの情報番組のコメンテーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PAO
crane155