内容説明
豊田通商/損害保険ジャパン日本興亜/JTB/さいたま市ほか、900社以上にコンサルティングを提供する著者が、飛躍的に業績を上げた企業事例とノウハウを一挙紹介。
目次
序章 「長時間労働の是正」が国家の重要施策になるまで
第1章 長時間労働は「勝つための手段」ではなく「負けている原因」
第2章 課題山積、仕事は増え、人は減らされている職場でも労働時間革命は起こせる
第3章 労働時間革命に効く万能薬はないが、不可能な職場もない
第4章 労働時間革命が出生率を上げる
第5章 労働時間革命は一人ひとりがすぐに始められる
終章 国家予算を膨張させないために、今すぐ労働時間革命を
著者等紹介
小室淑恵[コムロヨシエ]
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長。2006年株式会社ワーク・ライフバランスを設立し、残業ゼロ、有給消化100%で増収増益を達成。900社以上にコンサルティングを提供。2014年9月からは安倍内閣で産業競争力会議の民間議員。文部科学省中央教育審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員など公務を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sas
27
長時間労働は「勝つための手段なのだから働き方を変えるなど無理」ではなく、長時間労働は「負けている原因なのだから、今すぐ変えないと永遠に勝てない」という言葉は説得力がある。実際に取り組んでいる自治体、企業も紹介されている。驚いたのは愛知県警察本部も取り組んでいること。いつ事件事故が起きるかわからない警察でもできるなら普通の企業ができない訳がない。労働時間削減に取り組んでいる会社の出生率が上がっているのも驚いたが、当然と言えば当然か。いずれにしてもトップが本気で取り組んでいるところが成功しているのだ。2016/10/31
カレー好き
24
ワークライフバランスを再認識。少子高齢化に突き進んでいる日本は構造的に働き方を変える必要があります。ただ、国策により残業時間は悪という今の風習はどうかと思う。タイムカードを早々に押し、スタバにはフラリーマンだらけです。無駄な業務も見直してくれないと。お客様を相手に合わせる仕事を、時間管理されるのは辛い。待機児童が溢れてる都心は、保育士資格があっても過重労働に見合わぬ低待遇で働き手が足りない。女性活躍大賛成ですが、それ有りきの人事におじさんは不貞腐れてます。頭の中と、抜本的な改革しないと日本の未来はない。2018/04/01
魚京童!
20
残業代で稼いでいるから基本の給料あげられますか?それだけの能力ありますか?2016/08/18
Koichiro Minematsu
15
残業時間、労働時間の削減の方が、成果が出る。職員のモチベーションアップにもなり、ワークライフバランスこそが、組織を活性化する。本著でも紹介された年齢層によるピラミッドを、作成してみた。ここ5年間の自社の人の動きが可視化できたのは、課題が明白になった。2017/01/12
ともゆき
11
大事なこと。やっぱりみんなの意識改革が必要。2017/02/25