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内容説明
こんな奴でもこんなに大丈夫に、ちゃんと輝ける瞬間が訪れるから!若者から熱狂的に支持されるミュージシャンがその半生を詩人とともに感情のヒダまで結晶化させた、言葉の起爆装置。
目次
第1部 生きる私
第2部 歌う私(マジックミラー;PINK;私は悪くない;呪いは水色;きゅるきゅる ほか)
著者等紹介
大森靖子[オオモリセイコ]
1987年生まれ、愛媛県出身。ミュージシャン。美大在学中に音楽活動を開始。2013年にアルバム『魔法が使えないなら死にたい』『絶対少女』を続けざまに発表。2014年、エイベックスからメジャーデビューし、アルバム『洗脳』発表。2015年、全国ツアー後に妊娠を発表し、10月に男児を出産。2016年、活動を本格再開する
最果タヒ[サイハテタヒ]
1986年生まれ。詩人、小説家。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、詩集『グッドモーニング』上梓。同作で中原中也賞を受賞。2012年に詩集『空が分裂する』、2014年に詩集『死んでしまう系のぼくらに』発表。後者で現代詩花椿賞を受賞。小説家としても精力的に活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
若布酒まちゃひこ/びんた
36
ひたすら素晴らしかった。大森靖子というひとの人生といきあうことで、じぶんの人生がなぜか立ち上がる、稀有な読書経験をした。2016/04/26
りお
25
再読。この本が出版された時は旦那さん公表してなかったからピエール中野さんだと思って読むとまた違って感じる。「責任取って結婚するからもう死ぬなんて言わないで」ってプロポーズ何度読んでも素敵です。2021/08/04
の
25
最果タヒさんも大森靖子さんも大好きなので手に取るのがとても昂揚する作品です。普段画面の向こうにいる存在の、リアリティ溢れる半生に感慨深い気分になりました。2020/06/05
daiyuuki
19
東日本大震災の後に自分がすっきりするために歌っていたのがそこで聴いてくれている一人一人の命のために歌わなければならないと思うようになったこと、歌詞を書く時のこだわりは瞬間ごとその瞬間に弾ける言葉を選ぶそして周りのことを俯瞰で見て吸収してその人が振り向くような歌詞を書くこと、ファンに対する「ボロボロだったとしても、あなたの人生のすべてがYESだってせめて音楽の中で言いたい」という想い、今まで発表した曲の歌詞も解説も収録されているし、大森靖子が越えてきた人生の階段そしてマグマのような愛がつまった自伝です。2016/02/11
iuba
14
すでに年ベス候補。大森靖子さんを知らなかったのに、最果タヒさんの言葉が好きで読んだ。視聴もせずにCDを買ったし、ライブに行きたくなった。気軽にこういう言葉を使いたくないな…でも、愛情、やさしさ、まっすぐに自分と向かい合ってる人のことを考えている、そういう姿勢が、ほんとうにストレートに叩きつけられる。圧力のある言葉が肌から染み込んでくる。この本をさした本棚は活き活きしてみえる、力をもらえる、そういう存在。好きなことを好きなままで生きていていいんだなって、教えてもらえる。幸せになった。ありがとう。2016/03/05