内容説明
箱根駅伝ランナー、国際金融マンから、経済小説家へ―。ロンドン在住28年、訪れた国78ヶ国。異文化の洗礼、交渉術、旅の流儀、取材術、文章修業…世界はこんなに面白く、複雑で、感動的だ!!
目次
第1章 世界をこの目で(サハリン銀河鉄道と武漢の老父;クルドの杏 ほか)
第2章 ロンドンで暮らす(ロンドンのゴーヤー、アルジェリアの松茸;イギリス税務署との戦い ほか)
第3章 作品の舞台裏(福島第一原発ヘリコプター取材;リアル金融ミステリー ほか)
第4章 作家になるまで、なってみて(父のおやつ;秩父別町と「十六歳の原点」 ほか)
著者等紹介
黒木亮[クロキリョウ]
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社勤務を経て作家となる。大学時代は箱根駅伝に2回出場し、20Kmで道路北海道記録を塗り替えた。英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
118
現在世界をまたにかけた金融関連の小説を書ける人はこの人と真山仁さんくらいでしょうか?黒木さんの小説は律儀なくらい最後に用語の解説などが書かれていて参考になります。このエッセイもそのような幹事が随所に現れていて、イギリスに住まいを移してから30年近くも経っているわけですが、結構行動的な人という印象を与えてくれます。内容もさまざまな分野に及んでいます。2017/07/25
まーくん
94
著者黒木亮さん自身のことは何一つ知らなかった。ただ作品は『鉄のあけぼの』や『法服の王国』など何点か読んだことがあり、取材の丁寧さ凄さでは山崎豊子さんに並ぶのではと思った。石油開発を扱った『エネルギー』は自分にも関係があったので興味深く読んだ。業界や技術についても正確なことに感心した。”資金”については理解の外であったが、プロジェクト・ファイナンスに詳しい知人は高く評価していた。本書を読んで合点。著者は大手邦銀出身でロンドン駐在。証券、総合商社現地法人を経て作家に。付け焼き刃ではない実務知識。臨場感溢れる。2021/09/23
B-Beat
32
◎大学時代に箱根駅伝を走り、その後銀行員や商社マンなどを経て作家となった著者のエッセイ集。現在ロンドンで暮らしており、まさに「世界をこの目で」見た、聞いた、感じたことを簡潔明瞭な文章で綴る。環境問題である京都議定書や排出権のカラクリ、イスラム国問題と米国の裏事情などその真相への切れ味は鋭い。特に京都議定書については、マラソンで言えば日本は10kmを全力で走り切った直後に諸外国とスタートラインに立って走り始めたかのようで、「そういうことか」と溜息が出る始末。黒木作品、他の作品をますます読みたくなってきた。2016/02/15
さきん
27
まだ小説は読んだことない。屯田兵の流れ組む家に養子で育てられ、箱根駅伝で活躍するもケガで引退。金融界に入り、世界中ビジネスで飛び回ってその経験を生かして小説家に。難しい、金融取引の話をかみ砕いて説明しているので、小説の方も読んでみたいと思った。日本にもまだこんな破天荒な人間がおるのかと感嘆しきり。2021/09/15
koji
16
黒木さんの本は、巨大投資銀行、鉄のあけぼの、法服の王国、排出権商人を読んでいます。好きな作家の一人です。本書は過去のエッセーを基本とし書き下ろしを加えています。本書を読んで黒木さんの取材の徹底ぶりと細部への拘りに大いに感心しました。故吉田昌郎東電所長の取材では小学校の同級生を探し出したり、「エネルギー」の取材で陳社長の父に会いに武漢に訪ねたり、綿密に事実を積み貸せます。だから黒木さんの本は止められないのでしょう。それ以外では早稲田陸上部の故中村監督の奇人変人ぶりには吃驚しました。大いに楽しめる本です。2016/11/30
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