出版社内容情報
五輪、W杯、STAP細胞・・・・・
浮き世の話題から映画、本、TV、芸術まで2014年を総嘗め。
1年の締めくくりに欠かせない絶品エッセー集。
内容説明
勘三郎伝説、黒子のバスケ、佐村河内VS.新垣、浅田真央の涙、遠藤そして逸ノ城、STAP細胞騒動、サッカーW杯、ゴジラも還暦、号泣議員に唖然、佐世保女子高生殺害事件、タイ代理出産騒動、快挙!錦織選手…この道30年。自筆絵入り世俗観察コラム集。
目次
不思議な人
大物だったのね~
馬力の人
袖に喪章
鳥の不思議
「物」の物語
クローン犬の時代
気になる言葉
お手柄、ザック・ジャパン
一線を越えた瞬間〔ほか〕
著者等紹介
中野翠[ナカノミドリ]
早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て文筆業に。1985年より『サンデー毎日』誌上で連載コラムの執筆を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
22
サンデー毎日連載エッセイ書籍化。中野さんのこれと週刊現代の酒井順子さんのエッセイの書籍化を読むと、ああこんなことがあったなーと過去1年を振り返れる。すーぐ忘れちゃうからな。今回、中野さん、スタップ小保方に対して意外にも優しかったなー。2015/04/08
Kei
12
大好き。趣味の良い中流の東京人を感じます。それより、このお話。ラジオの周波数。NHk第一なら594。5+9+4=18 1+8=9。ニッポン放送なら1242。1+2+4+2=9。ほかの局でも最終的に9になる。周波数の機械の関係だそうです。ふ~ん、そうなのかあ。いやっ、別に、特になんてない話なんですが。(笑) 2015/03/10
柊
6
中野翠さんの名前は知っているが、読んだことはなかった。こういう感覚で、こういう文章を書く方だったのだなぁ。(←好印象です)時事ネタなので鮮度が落ちないうちに読めてよかった。読メを見ると、毎年これで一年を振り返るという感想が多くて、それも納得。世間をにぎわせた事件やちょっとした出来事についてのコメントに、思わず「そうそう!それそれ!」とつぶやきたくなる。鉛筆で書かれた挿絵も味があっていい。来年もまた忘れずに読もう。2015/03/07
ぼっこれあんにゃ
6
◎毎月のように世間を賑わせる話題があった2014年を、中野翠のエッセイで振り返る。毎度の事ながら、自分の中で上手く言葉にできなかったモヤモヤをしっかり活字で読む事ができた。例えば、山本太郎議員のお手紙手渡し事件。「被災地への熱い思いは確かにあったのだろうが、あまりにも「それだけ」だった」佐村河内守さんの騒動には、音楽等の作品に素の形で向き合うのは難しく作品周辺の物語に底上げされた形で作品と出会い感動してしてしまう事は良くある事だと踏まえた上で、それにしても佐村河内氏はあくどすぎた。と一刀両断する。2015/01/10
きみさん
5
中野さんのこのコラム集、毎年楽しみにしている。 この本は、1年の文化的総括であり、読むと少しだけ賢くなったような気がする。 本のみならず、映画にも詳しい。 小津安二郎監督作品の佳さについては、この一連の本から教えられた。2015/08/16
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