内容説明
なぜあなたは働くのか?「働く」とはどういうことなのか?これから社会で働こうとしている人や、今の働き方に疑問を感じている多くの人にとっては、「なぜ働くのか」「働く」とはどういうことか、という原点に立ち返って考えてみることは重要なことなのです。
目次
第1章 「働く」とはどういうことなのか(なぜあなたは働くのか?;ホモ・サピエンスの進化には「はたらく」ことが不可欠だった ほか)
第2章 見たくない現実を見る(労働環境の現状;テクノ失業―イノベーションが職を減らしていく)
第3章 就職・転職にどう向き合うか(能動的に会社を選ぶために(後悔しない選択を)
就活・転職に成功するための必要4項目 ほか)
第4章 多様なワークデザインに向けて(働き方の選択肢は増えている;企業の多様なスタイル ほか)
第5章 再び「仕事」のエッセンス(仕事≠利己的利潤追求;仕事≠自己実現 ほか)
著者等紹介
西きょうじ[ニシキョウジ]
1963年東京生まれ。京都大学卒業。現在は東進ハイスクール英語講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
39
西さん2冊目。これは悩み多き就活生向けに書かれた本ですね。中年サラリーマンにはあまりオススメできません(笑)。唯一印象に残ったのは、江戸時代の仕事には「カセギ」と「ツトメ」の二つがあった。日々の収入をもたらす前者だけではまだ半人前で、消火や看病、橋の建設など共同体を維持する活動である後者も果たして、初めて一人前だったという。過労死や鬱、ブラック企業が蔓延する一方で地域共同体や組織が弱体化するいまの日本社会で、いかにこうした二面性のある「はたらきかた」を取り戻すか。そこが求められているような気がしました。2017/09/16
にこにこ
8
就活する人は読んでおいてもいいのかも。色々な働き方や仕事があるなー。働くは「はた」を「ラク」にすることだそうな。あかちゃんが誰かを和ませている場合はそれも「はたらいている」ただただお金を儲けるための仕事はlaborであってworkではない!そうかもしれんけど、レイバーは納税して「はた」を「らく」にしてるとも言えるのでは?あまりにも拘束時間が長くて仕事以外なにもできなくなるほどではバランスがいいとは言えないけど。どんな道を選んでも「成り立つ」余裕のある社会と世間になればいいなあ。2016/03/03
バナナフィッシュ。
7
現代の若者、ひいては中高年が変わりゆく現代の中、どうやって職に向き合っていけばよいのか。最終的には、素の人間、それまでの人生で培ってきた人間力(教養などももちろん含まれる)がいかのほどであるのか、に依るのだろう。魅力ある人間であれば食いはぐれることはないし、薄っぺらな人間なら、誰にも相手にされない。日々精進あるのみ。2016/04/21
のり
6
仕事は生活を蝕むものでも人を不自由にするものでもなく「はたらく」ことで、人は自由になり幸福になれるもの。自分が今どのように仕事をしているのかを見つめ直すきっかけになりました。2016/07/18
ペールエール
5
お金を稼ぐために、働きたくない。 自分を幸せにして他人を幸せにして、社会をほんの少し良くするために、働きたい。 という僕の思いにぴったりの本でした。 2019/09/21