同行二人―うさぎとマツコの往復書簡〈4〉

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620322360
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

私たちはお互いに唯一無二の存在。欲望のおもむくままに生きる「依存症の整形ババア」中村うさぎと、態度のでかい「太った四十路の女装」マツコ・デラックス。生とは?死とは?そして「わたし」とは?“魂の双子”が足を踏み入れた人生という名の迷宮。さまよう2人が行き着く先は…。死が2人を分かつまでともに歩むはケモノ道。

目次

対談 しめちんどくさい女
往復書簡 2012年8月19日~2013年2月17日
対談 永遠のマイノリティー
往復書簡 2013年2月24日~2013年11月24日
対談 グレートマザー

著者等紹介

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年、福岡県生まれ。同志社大学卒業後、OLなどを経て作家デビュー

マツコ・デラックス[マツコデラックス]
1972年、千葉県生まれ。美容専門学校を経てゲイ雑誌の編集部に勤務。その後、エッセイスト、コラムニストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

61
今回もアイデンティティと愛について何度も語り合うお二人。「世間」があり「他者」があるから存在する自己。自己とは、他者に見られているという自意識が創り出した超自我という感覚にすぎず、世界も自己も結局は自分の勝手な思い込みによって象られたファンタジーのようなものに思える。「理想の自分」に縛られ続け、母を想い自分を裁き続けるマツコさんにうさぎさんが放つ言葉は不器用ながらも愛情の塊で母性そのもの。マツコさんのためにも、うさぎさんのことが大好きな読者のためにも、元気になって長く想いを発し続けてほしい。2016/01/29

なるみ(旧Narumi)

25
とりとめのない往復書簡でさらっと読んでしまいそうになりますが、中村うさぎさんとマツコさんのやりとりが今後どうなるのか気になるシリーズ。うさぎさんの「パートナーとはね、『生死を共にする相手』なのよ」が心に残った読後感でした。2016/09/07

るぅく

20
このお二人の往復書簡、好きです。うさぎさんが入院、体調が悪くなられたと報道があったときは本当にびっくりしました。その事もあって、うさぎさんの言葉が後半、含んだものになっていて心が痛くなります。マツコさんとのこと、パートナーのこと、「死ぬ準備」「死なれる準備」、うさぎさんのこと、母のこと、伴侶のこと、お互いを信頼しているから出てくる言葉たち。うむむ、深いです。また次の書簡を読める火を楽しみにしています。うさぎさん、復帰おめでとうございます。2014/02/27

明智紫苑

19
最後の対談で、うさぎさんがいわゆる「父の娘」である事が分かるが、うさぎさん自身はそれを自慢しない。それに対して、世間には「ファザコン自慢女」が少なからずいるけども、あたしゃマザコン男よりそんな女の方がよっぽど嫌いだね。2014/12/30

Roko

18
うさぎさんの言葉をマツコさんはストレートに受け取っていて、教わったことを実行できるかどうかはわからないけど、心のどこかに書き留めておくわという気持ちでいるのね。他人とは随分違う生き方をしているから誤解を受けやすい自分を、こんなに理解してくれているアンタに感謝してるわという気持ちが、ものすごく強く伝わってくるの。2021/04/07

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