内容説明
「通貨・金融」の歴史を知るから揺るがない浜教授の主張の真髄。私だけはブレない!アベノミクスは破たんする!「日銀恐慌」に備えよ!
目次
序 何のために経済を学ぶのか
第1章 歴史を知ると今が解る1―金(キン)が金(カネ)だった頃(ご挨拶かたがら初めの一言;通貨は金なり、金は通貨なり;「金もどき通貨」ドルの興亡)
第2章 歴史を知ると今が解る2―ユーロがユーロでなかった頃(「EMS(欧州通貨制度)」を知るとユーロが解る
固定為替相場制度が解ると単一通貨制度が解る)
第3章 元祖「○○ノミクス」その通貨的意味を考える(便乗商法だったレーガノミクス;「プラザ合意」を知ると円相場が解る)
第4章 通貨から金融へ私のクレド(「リーマン・ショック」を招いた金融の変質;「LIBOR不正」にみる金融規制のあり方)
第5章 通貨と金融が出会う時(ご案内かたがたの締めの一言;通貨と金融のつかず離れず;金融政策は通貨政策)
著者等紹介
浜矩子[ハマノリコ]
1952年8月生まれ。1975年、一橋大学経済学部卒業。同年、三菱総合研究所入社。1990年から98年まで、同社初代英国駐在員事務所長としてロンドン勤務。帰国後、経済動向に関するコメンテイターとして内外メディアに執筆や出演。2002年、同志社大学大学院ビジネス研究科教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ととむ
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タイトル煽りがうまいね、この人。基軸通貨に絞ってるから理解しやすい。 2017/05/11
寺田
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金本位制の時代、ユーロの誕生などを振り返りつつ、通貨と金融の関係を読み解く一冊。著者の評判がそこまで高くないことは知っているが、歴史的事実を知るという観点では非常に読みやすくてとっつきやすい内容だった。今まで経済の根底を揺るがすような事件は度々起きていることを考えると、いま自分が乗っかっている経済という土台も、まったく崩れない強固なものではないのだなと思い知った。2016/10/21
oasam
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大変解かり易い本でした。特に、通貨と為替の仕組みについての説明は、シンプルで明快です。レーガノミクスに対する評価も痛快でした。 世の中にはいろいろな立場のエコノミストがいますが、この論者の見識が自分の感覚とは一番馴染む感じです。2016/02/26
隠居
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かなり経済音痴の私にもよくわかりました2015/08/01