アウンサンスーチーへの手紙

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620321530
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0036

内容説明

アウンサンスーチーとその家族を38年間、見守り、支え続けた日本人女性が綴る“ビルマの聖像”の素顔。

目次

第1章 オックスフォードのスー
第2章 京都のスー
第3章 囚われのスー
第4章 肖像画の中のスー
第5章 スーへの手紙
第6章 マイクルとのお別れ
第7章 暗闇に輝く星のごとく
第8章 スーの国ビルマへの旅

著者等紹介

大津典子[オオツノリコ]
主婦・元同志社大学非常勤講師。1939年、京都市に生まれる。1965年、関西学院大学大学院英文科修士課程修了。74年、京都大学大学院文学研究科仏教哲学専攻修士課程修了。74~76年、ロンドン大学アジア・アフリカ学研究所(SOAS)に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aika

15
スーチーさんがなぜ軍部の横暴に屈せず、民主化のためにそこまでして闘いぬいてこられたのかー。スーチーさんのご主人、息子さんとの微笑ましくも、愛情を感じさせるエピソードから垣間見れた気がします。ご主人が、ビルマ、そしてかのアウンサン将軍の娘であるスーチーさんという人への深い深い理解と揺るぎない愛情を持ったマイクルさんでなければ、もしかしたら彼女はここまで闘争することができなかったかもしれないと思います。離れ離れだけれど、大いなる理想のために闘う妻を、そして母を支え続けた家族の強い絆に感涙です。2014/11/29

和草(にこぐさ)

10
映画The ladyを見て、この人の強さはどこからなのか?家族はどうなのか?が知りたくこの本と出会いました。映画はアウンサンスーチー女史からの捉え方ですが、この本は家族・著者からの捉え方で描いてあり、アウンサンスーチー女史の強さ・国に対する想いの強さが更に伝わってきました。ミャンマーが軍事政権から完全に撤廃される日を願っています。2013/11/25

壱萬参仟縁

7
表紙写真にあるように、国際結婚されたようだ。それで英語が堪能なのだ。評者も国際結婚なら英語なり現地語マスターできるだろうな(苦笑)。通称「スー」と言われている女史。京大や琵琶湖にも訪れている。誰にも断定的、挑戦的な物言いをする時があるようだ(075ページ)。日本のいじめ社会だと、生意気だ、といじめられるかもしれない。スー女史は軟禁中は読書三昧(091ページ)。オーヴァードクターと似た自由時間が豊富という。夫のマイクル氏は亡くなったようだ。蛇足だが、スー女史は私が木彫でお世話になった高木先生に似ているなぁ。2013/01/17

makimakimasa

6
素晴らしい本だった。まだアウンサンスーチーが主婦だった頃、オックスフォードで出会った2組の夫婦の交流を描いた本。88闘争直前の、彼女の京都留学時の様子にも詳しく、貴重な資料。先の総選挙で圧勝し、政権移譲を前に益々注目を浴びるアウンサンスーチーの、本書では非常にプライベートな部分が明かされる。彼女の庶民的な面、激しくも筋の通った性格、何より家族愛。少し前に映画『The Lady』を見たばかりだったこともあり、すんなり入ってきた。また、あのアウンサンスーチーがこれ程にも日本人と関わりが深かったのかと知れる。2016/01/31

moru

1
『Mikey!nothing can take our love away.Suu』 ヒメウツギに似たバラ科の白い小花のブーケに添えられた一枚の白い紙。女性として輝く時期を自宅軟禁で過ごした。スーチーさん。知られざる過去が日本人女性によって書綴られています。2013/05/12

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