ラジオ福島の300日

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ラジオ福島の300日

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620321189
  • NDC分類 699.067
  • Cコード C0036

内容説明

東日本大震災発災から350時間14分の、自ら収入を断つことに他ならないCMカット連続生放送。社の存続さえ危ぶまれるなか、ラジオ福島はインターネットとの連動型災害放送で県内外、海外へも声を届け、多大な支持を集めた。いまも闘いは続き、果ては全く見えない。苦悩と苦闘のなかから社員55人、中継車2台の小さな放送局が目指す道とは。

目次

取材のなかで
第1章 二〇一一年三月十一日
第2章 三百五十時間十四分CMカット連続生放送
第3章 会社はもつのか―焦りと戸惑いの再開
第4章 スタジオを出よう、現場を歩こう
第5章 爆笑問題の生放送
第6章 闘いは続く
聴いている

著者等紹介

片瀬京子[カタセキョウコ]
ライター。1972年生まれ、東京都出身。98年に大学院を修了し、出版社へ入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょ

8
テレビ局が主体ではないラジオ福島が震災発生から少ない社員で情報を伝え続けていた姿を淡々と書いている。報道やニュースじゃできない事をラジオがやる、独自の情報収集と発信をしていたのだと知る。ラジオは多くの人の心の支えになったんだろうな。また、SNSツールとラジオの相性の良さを痛感。割とラジオは聞く方だと思うけどSNSは殆ど使っていない。悪い面だけではなく良い面も見ていかなくてはいけない。色々な苦労や気持ちの葛藤があっただろうに、社員個人の被災状況や気持ちなどは最小限で単純な感動話じゃなくスッと入ってきた。2017/07/08

西澤 隆

7
中越や中越沖のとき、テレビは時に「死ね」とさえ思ったけれどラジオは常に寄り添ってくれたと思う。不特定多数相手に災害を見世物にするのではなく被災者が欲しい情報や「ほっ」を臨機応変に小回り利かせて届けていく。でもその小回りが実は小さな会社ではどれだけキツいことだったのかを、東日本大震災のラジオ福島の話しを読みながらあらためて痛感した。それに協力したラジオNIKKEIの佐藤泉アナ、LFの上ちゃん、そして福山。ラジオ人の横のつながり、信じているラジオの力と「できることをやろう」の「!」さ。ラジオはほんといいなあ。2018/02/19

V6_1800

6
不要な読点が多く読み辛いのは置いとくとして、以前読んだ「河北新報のいちばん長い日 震災下の地元紙」に比べると今ひとつな感じ。勿論ラジオ福島の奮闘ぶりや、現場で何が起こったか(スポンサーの話とかは気づきにくいからね)を知るには有意義なんだけど、どうも構成に難があるというか、人物の視点が頻繁に変わるので思考がブツ切れになるというか。河北新報の場合と違ってどうしても原発の話に踏み込まざるを得ないのも構成が難しくなる原因かも。2023/02/16

ブルーツ・リー

4
震災について勉強をしようと思って借りて来た本なのだが、東日本大震災からの「福島の」300日を追った本だとばかり思って借りてきたら、なんと「ラジオ福島」というラジオ局が震災以降の300日で何を考えてどんな行動をしたかという、主に企業の内情を知らせる話で拍子抜け。 これも、震災直後に何が起こっていたのか、という一次資料に当たりたいと思ったら、公立図書館だと限界があるのかも知れない。 震災から10年。公立図書館にある本は、一次資料ではなく、その資料を基に作られた文献が主になってしまっている。一時資料は今どこに?2021/06/08

barcarola

3
地方の小さなラジオ局のドキュメント。これは単なる震災関連本ではない。2017/09/10

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