内容説明
『毎日新聞』連載、大好評エッセイ。わたしの料理ノート「乾物篇」つき。
目次
台所にこもる(空に浮かぶ釜;台所の窓 ほか)
なんでもなくはない、日(いいおとこの料理;当たり! ほか)
季節と一緒に(みどり、みどり;嗅ぎ分ける ほか)
それぞれの道(自分で決める;ひとを育てる ほか)
つなげる、つながる(滲む;見守る ほか)
著者等紹介
山本ふみこ[ヤマモトフミコ]
1958年、北海道生まれ。随筆家。出版社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろうさぎ
18
電子書籍にて読了。こんなにも台所仕事を慈しむように日々暮らしてる方もいらっしゃるんだなぁという感想。活動の源は家庭というのは頭では理解しているのだけれど、ついつい日々の忙しさにかまけて後回しにしてしまう私には真似すべきところが多かった。そして、もっと余力のある人になりたいと思います。2022/10/16
ichi
12
【図書館本】山本ふみこさんのエッセイ集。途中載っているレシピや巻末のレシピを是非、参考にしたいです。2024/05/07
怜
10
初めての作家さんでした。食べることを主軸日々のあれこれを綴った随筆集。おいしい出し汁をいっぱい吸ったおでんのがんもどきみたいに、ひとつをほおばればじわわっと。胸に落ちていく。その一つ一つが自分の腑に落ちともすれば同じ想いに行きあたって、涙が落ちることもしばしば。随筆の醍醐味を味わっている。この内容すべてが、いまの自分にとても寄り添っていて、もっと日々の暮らしをすべての感情をいとおしく抱きしめてやりたくなりました。怒りや悲しみさえも、また自分なのだから2013/12/20
shizuca
7
日記を読んでいるような一冊。エッセイだからといわれればそうなのですが、堅苦しくなく上から目線でもなく、「今日こんなこと考えててね~」というようにお茶をのみながら話しを聞いている気がしてくる語り口。なので刺激や文中の盛り上がりはあまりなく、始終ほんわかとしたムードです。2016/04/15
あつこんぐ
6
読書から遠ざかっていた私のリハビリ本。大根に話しかけたり、鍋に話しかけたり、ほかの人がやってると「大丈夫?」って思われそうだけど、ふみ子さんならほんとに野菜や鍋と話が出来そう。私もこんなふうに心に余裕を持った生活がしたい2013/12/04
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