出版社内容情報
鹿児島県徳之島。闘牛の盛んな島でいまも語り継がれるのは史上最強の「実能牛」伝説。その手に汗握る物語!大宅賞作家の名著を増補復刊。
内容説明
2010年1月、普天間飛行場の移設先候補として突如浮上した鹿児島県の徳之島。この島には昭和20年代後半から30年代半ばにかけて「闘牛の神様」「英雄」と称賛される伝説的名牛「実熊牛」がいた。いまも闘牛の盛んな徳之島で、「実熊牛」の記録を破る牛はいない。実熊牛はどんな闘いを繰り広げ、いまに語り継がれているのか?牛と人と島の神々が織り成す、手に汗にぎる世界!『闘牛の島』(1997年刊)、待望の増補新版。
目次
ワイド、ワイド
ワキャ牛、きょら島
勝利の祝宴
一頭を巡って
名牛、誕生す
牛と人と神と
横綱昇進
全島一優勝旗
慢心
懇願
阿権浜の乱
三たび、相まみえる
像の建立
沖縄
衰え
逡巡
圧勝
別れ
新天地
敗走
限界
著者等紹介
小林照幸[コバヤシテルユキ]
1968年、長野県生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の1992年、奄美・沖縄に生息するハブの血清造りに心血を注いだ医学者を描いた『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999年、佐渡で終戦直後からトキの保護に取り組んだ在野の人々を描いた『朱鷺の遺言』(中央公論新社・中公文庫)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を当時、同賞史上最年少で受賞。信州大学経済学部卒。明治薬科大学非常勤講師(生薬学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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0607xxx
Hiroki Nishizumi
katta