闘牛

電子版価格
¥770
  • 電書あり

闘牛

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620320410
  • NDC分類 788.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

鹿児島県徳之島。闘牛の盛んな島でいまも語り継がれるのは史上最強の「実能牛」伝説。その手に汗握る物語!大宅賞作家の名著を増補復刊。

内容説明

2010年1月、普天間飛行場の移設先候補として突如浮上した鹿児島県の徳之島。この島には昭和20年代後半から30年代半ばにかけて「闘牛の神様」「英雄」と称賛される伝説的名牛「実熊牛」がいた。いまも闘牛の盛んな徳之島で、「実熊牛」の記録を破る牛はいない。実熊牛はどんな闘いを繰り広げ、いまに語り継がれているのか?牛と人と島の神々が織り成す、手に汗にぎる世界!『闘牛の島』(1997年刊)、待望の増補新版。

目次

ワイド、ワイド
ワキャ牛、きょら島
勝利の祝宴
一頭を巡って
名牛、誕生す
牛と人と神と
横綱昇進
全島一優勝旗
慢心
懇願
阿権浜の乱
三たび、相まみえる
像の建立
沖縄
衰え
逡巡
圧勝
別れ
新天地
敗走
限界

著者等紹介

小林照幸[コバヤシテルユキ]
1968年、長野県生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の1992年、奄美・沖縄に生息するハブの血清造りに心血を注いだ医学者を描いた『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999年、佐渡で終戦直後からトキの保護に取り組んだ在野の人々を描いた『朱鷺の遺言』(中央公論新社・中公文庫)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を当時、同賞史上最年少で受賞。信州大学経済学部卒。明治薬科大学非常勤講師(生薬学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0607xxx

11
鹿児島県の奄美諸島のひとつ、徳之島で行なわれる牛同士を戦わせる闘牛に魅せられた著者による、今なお語り継がれる伝説的名牛「実熊牛」と実熊夫婦の物語。私は徳之島で育ち、闘牛も観戦した事もあるが、徳之島の事を含め知らない事ばかりで、楽しめると共にとても勉強になった。久しぶりに帰省し、闘牛を観たくなった。2017/02/18

Hiroki Nishizumi

4
小林照幸の本は書く対象への愛を感じる。実際の闘牛を見たことないので一度は見たいと思った。2015/01/14

katta

1
1997年に出版されたものを大幅に改稿した作品。この作家らしい、非常に細やかな取材で徳之島の闘牛が語られる。不世出の名横綱牛の戦いぶりとそれを見守り稽古をつける人々の日々が書き込まれている。多分、いま日本中の人々が見たい相撲って、こういうものなんじゃないだろうか?2011/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2959302
  • ご注意事項