内容説明
生き方の教え。仕事の心得。ローマ皇帝アウグストゥスの名句、“Festina Lente!”(ゆっくり急げ)、ていねいにやりなさい。拙速はいけません。矛盾する二つを結びつける「知恵」とは?ユーモアとアイデアの選りすぐり読本。
目次
1 風の音(立ち居ふるまい;ゆっくり話す ほか)
2 目の時代(「かわいい」;接触飢餓 ほか)
3 ご飯茶碗(新朝食;春の味 ほか)
4 昼さがりの出来事(すず風;忘れ物 ほか)
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年愛知県生まれ。東京文理科大学英文科卒業。雑誌『英語青年』編集長、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学大学院教授を歴任。現在、お茶の水女子大学名誉教授。専門の英文学をはじめ、言語学、修辞学、教育論など広範囲にわたり独創的な仕事を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
24
枕もとに置くのは、とびきり硬派 の本か、さもなければ何度も愛読 した本がよろしい。 あまりおもしろすぎては困る のである(28頁)。 僕は夜はもう何もせず、 バタンきゅーかな。 風邪をひいたら読書するという(36頁)。 意外な感じ。 熱でぼーっとすると思ったので。2014/06/09
ピンクピンクピンク
5
以前読んだ外山さんの本が面白かったので2冊目を読書。文章から人生を楽しんでいらっしゃるのが伝わってきて、羨ましく、こんなダンディになりたいなと思います。スペイン語のシエスタ、日本語でいうお昼寝。実践したいけどそう上手くいかないなあ…。2016/09/07
neimu
5
ここ数日昼休みに時間をかけて読んでいる。じっくり味わいながら。高校時代問題集や教科書で出てきた名前だなあと思うと、恩師でもないのに先生と呼びたくなるような、そんな人のエッセイをゆっくり読む。だって、自分のブログ名はここから影響を受けているのだから。2011/05/26
りらりら
4
古本屋で何げに取った外山さんの本が実にいい値札がついていて気になっていた著者だった。多くの作品があり時代の先駆者的な方だったんだろうと思います。今回の作品、日常の何気なさを綴ったエッセイでした。他の作品も味わって見ようと思います。2018/05/20
にいけいぱぱ
3
30年前のエッセイをまとめられた本。でも、あとがきにもあるように だからこそ のおはなしが楽しい。さすが元先生、授業中や休み時間に先生のちょっとしたお話を伺っているような感じでいい感じで読めました。2011/04/20
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