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二代目―聞き書き 中村吉右衛門

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620319544
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0095

内容説明

名優になるようにと言われ続けた少年期。演劇界を揺るがす事件となった実父、松本白鸚と一門の東宝入り、そして自身で選択した松竹復帰。それ以降の苦闘の日々。魂の実録。波乱の半生。毎日新聞日曜版連載単行本化。

目次

1(誕生;初舞台;名優の死;長兵衛と長松;初代との別れ)
2(立役と女方;新劇とスクリーン;自主公演;萬之助と辰次郎と;東宝入り;進路;恋と苦衷;ばあばあの死)
3(襲名発表;三大女優との共演;心中網天島;熊谷陣屋;木の芽会;東宝離脱;結婚)
4(菊五郎劇団;声;歌右衛門;弱点;白鸚;こんぴら歌舞伎;実母;長谷川平蔵;海外公演;継承;松貫四;俊寛;四姉妹;秀山祭)

著者等紹介

小玉祥子[コダマショウコ]
1960年東京生まれ。毎日新聞社学芸部編集委員。1985年に毎日新聞社に入社し、1996年より学芸部で演劇を担当。2001年度NHK教育テレビ「日本の伝統芸能・歌舞伎鑑賞入門」の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

noanoadog

1
一度お話させていただいた機会があるが、そのときと同じ謙虚でまじめな人柄が良く伝わる一冊。突飛なことをするわけでも派手な芸をするのでもない、ただひたすら先人の道を歩き追いつき追い越そうと努力する人だ。鬼平だけが唯一派手な経歴だが、それに対しての真剣さや研究心なども頭が下がる。2010/10/19

みつひめ

1
吉右衛門さん、やっぱり若い頃は大変だったんだなぁ。文化庁の助成でやってる授業、羨ましい。ぜひ、これからも続けて欲しい。著者の児玉さんの「新聞社の学芸部で演劇を担当するようになって十年以上が経過したが、いまだに歌舞伎俳優の楽屋にお邪魔するのは苦手だ」という後書きでの記述も、記者の姿勢としていいな、と思った。2009/09/26

ichiteru

0
「名前を継ぐ」という役割の重さに、自分だったら、耐えられるだろうか。2015/11/14

フェリペさん

0
二代目中村吉右衛門の芸を見なければ、いま足繁く歌舞伎座に通う私は存在しなかったと思う。そして、この一冊を読んでさらに二代目の魅力に気づかされた。実直で懸命な歌舞伎に対する姿勢と素晴らしい芸はもちろん、時折見せられるやさしい笑顔が大好きだ。2014/04/13

yasudrlib

0
だいたいは、半ズボンをはいた播磨屋と中身は重複しているが、第三者が執筆したこと、贔屓目で執筆されたとしても、吉右衛門さんが尋常な努力家ではないことがわかりました。今の自分が、どうかも含め一つ勉強になったしますます吉右衛門さんを応援したくなりました。そして、本書には記述されてませんが、勘三郎さんと確執があったとされる所以が、なんとなくわかるような気がしてなりません。2014/01/16

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