派遣村―国を動かした6日間

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620319308
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

内容説明

湯浅誠、宇都宮健児、東海林智ら派遣村実行委員、村民とボランティア、そして雨宮処凛ら熱い連帯者が、派遣村で何が行われたかを内部から報告。人間の尊厳を奪う貧困の現実と、派遣村に萌芽した新しい社会的連帯の可能性を浮き彫りにする。

目次

第1章 派遣村、六日間のクロニクル(派遣村、六日間のクロニクル)
第2章 命をつなぎ合う村民とボランティア(村民から見た年越し派遣村;派遣村体験とジャーナリズムについて;派遣村ボランティア体験記;我々こそが社会の主人公なのだ;派遣村奮戦日記)
第3章 労働運動の新しいヴィジョン(年越し派遣村の入り口で;極私的な「年越し派遣村」への道;派遣切りを許さない全国的な協同を;社会運動の一部としての労働組合)
第4章 人間の尊厳を賭けた闘い(「貧困スパイラル」を断ち切るために;派遣村から発せられた「生きさせろ」という叫び;「派遣村」前夜;派遣村における生活保護制度の正当な活用について;痛みを理解し合える社会へ;全国各地に広がる「派遣村活動」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

18
2008年末に話題になった年越し派遣村についてのルポ。あれから約3年半、派遣社員の待遇はどうなったのだろう。以降跋扈し始めたブラック企業の問題もあり影が薄くなっているような気もする。本書の中で気になった点に、もちろん企業としての責任は当然として、それでは組合活動は現状で良いのか。組合費を払う者だけが救済されるだけでよいのか。労働組合は派遣社員など弱い立場と苦しみを共有し社会のためになる社会活動の一部としての労働組合でなければいけないという一節に共感できた。あれからの派遣社員その後を知りたい。2014/04/17

クミコ・ロッテンマイア

0
派遣村の立ち上げから解散、その後まで書かれたドキュメント。臨場感がある。2009/10/10

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