内容説明
東京で通じない。場合によっては恥をかく。地方出身者を悩ます「気づかない方言」を最新調査をもとに初めて集大成。
目次
第1部 えっ!これって方言なの?(東京で使われる「気づかない方言」ベスト10;ばんそうこうを北海道の人は「サビオ」熊本の人は「リバテープ」佐賀の人は「カットバン」という;ガビョウを東日本の人は「画鋲」西日本の人は「オシピン」という;中部・近畿の人はコーヒーに入れるミルクを「フレッシュ」という ほか)
第2部 都道府県別出身地がバレる言葉(北海道―空揚げのことをザンギという;青森―(仲間に)入れてをカデテという
岩手―「大変だ」「きつい」をゆるくないという
宮城―えもいわれぬ違和感をいずいという ほか)
著者等紹介
篠崎晃一[シノザキコウイチ]
1957年千葉県生まれ。1988年東京都立大学大学院博士課程中退。東京女子大学教授。専門は、方言学、社会言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
たのしいふるさと本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
83
軽く読める本。ちょっと繰り返しの表現が多くて中身は薄いかもしれないなと思いました。出身地鑑定の先生なんですね。前に一度サイト開いてやってみたら当てられてびっくりしたのですが、読み終えてもう一度挑戦してみました。質問がこの本に出てくる方言が満載で最初は気が付かなかったなぁとつい笑ってしまいました。そして今回も見事に当たりました。6歳までしか居なかったし、その後50年近く千葉に住んでいてほぼ使わない言葉なんだけどね。私は「どちらにしようかな?神様の言うとおり」のあとは「けけけの毛虫の柿の種」です。2018/12/22
ゆみねこ
72
幼いころ方言を都会の大学生たちに爆笑されて以来、封印してきた私。普段の会話では新潟の出身とバレません(笑) 夫はいまだにネイティブ新潟弁。ちなみに笑われたのは、「違う」を「ちご」って言ったのよね~。2017/08/01
mike
51
方言に関する本は楽しい😃近隣だとあ〜それうちでも使うわと納得するが、遠く離れた地方の方言が自分の地域でも使われていると何故なんだろうなと思う。昔、仕事で正式文書に当たり前の様にはわく(掃く)なおす(しまう)と書いて修正入れられ驚いたことがある。最近「離合」という言葉は共通語でないと聞いたのだが今でも信じられない🤔2022/10/07
タツ フカガワ
38
絆創膏のことを北海道では「サビオ」、熊本は「リバテープ」、佐賀「カットバン」と、これは商品名が方言になった例。関西の「マクド」もそうか。一方「しばれる」はいわない【岩手・山形】とか、「もうかりまっか」はめったに使われていない【大阪】、「どげんか」は使いません【宮崎】、「~でごわす」はいわない【鹿児島】という各地の“こんな方言はつかっていない”声など、読んでいて思わず笑いが漏れる一冊でした。2022/10/14
紫綺
34
この本、中身が薄い。出てくる方言自体はそれぞれに面白いし、タメにもなるんだけど、同じ内容を何度も繰り返すので、ページを稼ぐための手抜きとしか思えない。大手新聞社が出しているに編集もレイアウトも下手だし、ガッカリ。じゃっで、わっぜぇ、びんてくらい!!2011/07/23