内容説明
2007年3月22日、父昇天。その直後から、私は父が城山三郎であったことを日々痛感することになるのである―。愛娘が綴る“気骨の作家”の素顔と夫婦愛。初書き下ろし。
目次
残照の中
出べそ
歌会始
親父の味
お久しぶりです
鈍・鈍・楽
天国での誕生日
著者等紹介
井上紀子[イノウエノリコ]
1959年、作家・城山三郎(本名・杉浦英一)、杉浦容子の次女として神奈川県茅ヶ崎市に生まれる。1982年、学習院大学文学部国文学科卒業後、同大学院進学。1985年、学習院大学大学院人文科学研究科(国文学専攻)博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mura_ユル活動
21
あまり本のことをとやかく言える立場でないし、確かにこの本をとったときは城山三郎が大好きで、少しファンのような立場でこの本を手に取った。丸山健二さんの本を読んだあとでファンというと、こっぴどくしかられそうだけれど、本書を手にとったことを大変後悔し、少なくとも井上さん自身の内容は個人的にどうでも良かった。それだけ城山三郎が大好きなんです。ごめんなさい。2013/06/30
sirahane
1
娘さんから見た父・城山三郎さん・そしてお母様のこと。お母様を「大地のような・・・」お父様を「風の如き・・・」二人で共に生きられたということがよく伝わって心が温かくなりました。城山三郎さんの本来に作品(経済・戦争・伝記など)はまだこれから読んでいく予定ですが楽しみです。2013/02/22
chiko
0
城山三郎作品をまた読みたくなってきた。 お嬢さんから観た城山氏はとても温かくとてもステキだ。2011/05/05
ありんこ
0
城山三郎さんの娘である井上紀子さんから見た、奥様亡き後の城山氏のことや、亡くな直前のお母様の事を書かれていて、胸が一杯になりました。2010/08/09
ほっそ
0
ドラマの雰囲気そのものでした。2009/01/26