王様と大統領―サウジと米国、白熱の攻防

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  • サイズ B6判/ページ数 477p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620318356
  • NDC分類 319.286
  • Cコード C0036

内容説明

冷戦の終結、9・11同時多発テロ勃発と大きな転換点を挟んで、揺らぐサウジアラビアと米国の関係。石油を仲立ちとする長年の友好を超えて、いま深刻な事態がその関係を切り裂こうとしている。両国の指導者たちが過去にどのような政策決定をし、異なる動機の下、いかに協調体制を維持してきたのか。サウジ・米国関係の秘められた歴史を検証しながら、危機的な現状を分析、未来を展望する。気鋭の研究者が膨大な資料から解き明かす国際情勢の新しい見方。

目次

石油と神と土地
中東に碇を下ろす
イスラム世界の法王
変転する砂漠
石油価格の急騰と危機の急拡大
「新たな輝かしい一章」
宗教の動員
「ベギンかレーガンか」
「われわれがいくつかを支援し、彼らがいくつかを支援する」
冷戦の突然の終結
袂を分かつパートナー
九月十一日とそれ以後
戦略的な協力関係の再構築

著者等紹介

ブロンソン,レイチェル[ブロンソン,レイチェル][Bronson,Rachel]
コロンビア大学政治学博士(Ph.D.)。『王様と大統領―サウジと米国、白熱の攻防』の執筆時は「外交問題評議会(Council on Foreign Relations)」の上級研究員兼中東・湾岸担当研究部長。外交問題評議会はニューヨークに本部のある、米国を代表する外交・国際関係のシンクタンク(頭脳集団)の一つ。現在は「グローバル・アフェアーズ・シカゴ評議会(Chicago Council on Global Affairs)」の研究・事業計画担当の副会長

佐藤陸雄[サトウリクオ]
1939年生まれ、京都大学文学部史学科卒、毎日新聞社入社(1963年)。ニューデリー(兼テヘラン)・カイロ各特派員、ワシントン支局長、論説委員を歴任、退職(1993年)。四天王寺国際仏教大学教授(1994‐2005年)。現在、国際塾を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Masayuki Shimura

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[不慣れな二人三脚]米国とサウジの関係というと、直感的に「石油」の二文字で片付けたくなってしまいがちですが、それだけではない多様な要素が、両者の密な関係を構築していたということを教えてくれます。日本でどれくらいの需要が本書に生まれるのかはわかりませんが、中東関係の本としては自分が読んだものの中でもトップクラスの作品ですので、興味がある方はぜひ。2016/01/15

メルセ・ひすい

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9-43 赤49 ★5  お薦め 女は運転禁止、男と接触させないため! 斬首刑当たり前。 まあ、現代では米国の顰蹙を買うが、この間まで米国がもっとドギツクくやっていたこと。黒人は猿以下の奴隷とし、虐殺は日常茶飯事、リンチはし放題だった。石油を仲立ちとする長年の友好を超えて、いま深刻な事態がその関係を切り裂こうとしているサウジアラビアと米国。サウジ・米国関係の秘められた歴史を検証しながら、危機的な現状を分析、未来を展望する。2008/01/17

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