内容説明
人生という不可解な旅。めぐる季節の中で、暮らしの中で、問い続けた存在の謎。急逝した哲学者の、最後の1年間。
目次
春(春に思う「この感じ」;「たまたま」のこの人生 ほか)
夏(「生命」の漲る季節;雨の風景心の風景 ほか)
秋(悩ましき虫の音秋の夜;ヘーゲルはヘーゲリアンにあらず ほか)
冬(不可能な「今年」;理性に油を注ぐ酒 ほか)
春(世の中イデアだらけ)
著者等紹介
池田晶子[イケダアキコ]
1960年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。著作多数。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、生死の大切さを語り続けた。2007年2月23日、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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