内容説明
世の中の、そこかしこに隠れ、点在する微妙な真実を独特なまなざしで見抜き、するどく切り取る。天賦の才・山田一成の着眼を、天賦の考者・佐藤雅彦が読み解き、ひとつの解とした。それが本書「やまだ眼」である。抗いようのない現実を受け入れ、噛み合わない歯車を確かめ、日常を見据える。日々の厄介も、不具合も「やまだ眼」は看過しない。毎日新聞夕刊で、じわり人気を博した月2連載。書き貯め・書き下ろしネタも一挙収録。
目次
第1章 人の心理とリアリティ
第2章 抗えない現実
第3章 日常のひっかかり
第4章 頭上の渦巻きらせん
第5章 日常の厄介
第6章 日常の不具合
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
147
★★★☆ 再読。あるあるネタの最高傑作。最初から最後までひたすら共感できる。《悩み相談したら「気にしない方がいいよ」と言われたけど、気にしない性格ならそもそもそんなことで悩まない。》2018/09/29
へくとぱすかる
41
ふつうとは違った目線、フィルターを通せば、何気なく見過ごしている日常の中にも、案外、的を射た真実が発見できるものだ。珍しくもない行動でも、実に微妙で複雑な心理のゆれが折りたたまれているし、秒以下の時間のあいだに、人は何と多くの行動をなしているか。それが微妙であればあるほど、その体験は忘れられてしまう。そんな世界を書き留めてくれた貴重なデータとして読んだ。2017/02/09
再び読書
38
「いつもここから」の山田一成氏の佐藤雅彦氏との共作。結論から言うとかなり面白い。いつもここからはヘンなコンビだなと思っていたが、ピタゴラスイッチでアルゴリズム体操をやっていて、ますますヘンなやっちゃと思っていたが、中々感覚は佐藤氏が認めるだけあって鋭いですね!仕事で疲れた時に最適です。折りたためば収納に便利って絶対折りたたむのが面倒くさくなる、海水浴場じゃない海を見ると迷子になった時のような怖さを感じる、等目線が面白い。枚挙すればキリが無いが、佐藤氏の解説もまた相変わらず面白い。2016/02/08
MOKIZAN
29
10年前の刊行。最初図書館借りしたが、これは落ち着きを持って読むべきと中古本購入。自他問わずその身にふりかかる”いっときの恥”のような物事の深部、真実について綴っています。その場で言葉にしてしまっては、人の退路を断ってしまいかねない、涼やかさを感じます。「美人なんだけど、どこか昭和っぽい女性」の言い例えにはトキめいてしまった。2017/08/03
ぴょこたん
16
「ピタゴラスイッチ」コンビ。いつもここからの山田さんの一言に佐藤雅彦さんが解説をつけていた毎日新聞の連載の書籍化。あるあるネタで終わらない山田さんの視点にたびたび笑ってしまう。シニカルな笑いだけどねw2016/02/16
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