出版社内容情報
君たちの人生は始まったばかり。どう考え、どう生きるべきか。考えることに終わりはない。『14歳の哲学』の著者が贈る、哲学的人生論。
内容説明
これから君は、幸福な人生を生きなくちゃならない。どんなに不幸な時代であっても、幸福な人が不幸になることだけは決してないと、約束するよ。『14歳からの哲学』の著者が贈る人生の教科書。
目次
1 ほんとうの自分ほんとうの友達(友愛;個性 ほか)
2 考えれば知ることができる(勉学;歴史 ほか)
3 君は「誰」なのだろう?(戦争;自然 ほか)
4 どう考えどう生きるか(言葉;お金 ほか)
著者等紹介
池田晶子[イケダアキコ]
1960年生まれ。慶應義塾大学哲学科卒。専門用語を使わずに、日常の言葉を用いて「哲学をするとはどういうことか」を語る、気鋭の哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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buchipanda3
117
哲学エッセイ。著者の「14歳からの哲学」の前にと思って読んでみた。テーマは自己や周りの人、さらには社会との向き合い方などなど。一貫した主張は、本当とは何か、普遍的なものを知ろうと考えることが大切だということ。自分らしさを求めることの逆説であったり、自然を守ろうと言うのは簡単だが、じゃあ自然とは何かと根本的なことを考えたり。自分が14歳の頃にそこまで掘り下げて考えていたかというと、目の前のことばかりに気を取られていた気がする。これを読んでいたら読書の幅をもっと広げられていたかもと思った。2021/03/02
抹茶モナカ
69
14歳の思春期の少年少女に向け、書かれた「哲学エッセイ」。平明な文章で書かれているが、難しい部分もあった。自分が生きている不思議、大切なものは自分の内面にあるという事について、言葉を重ねる。思春期に出会っていたら、何か変わっただろうか、と、考えてみて、読んでも僕には理解できなかったのではないか、というのが強い印象。哲学的センスが欲しくて、簡単な気がするタイトルだったので、読んでみたけれど、43歳を目前にしてもこの本のレヴェルでも肩が凝る僕なのでした。2017/01/26
テクパパザンビア
59
内田樹さんの本や思考の整理学も自分なりに読みこなせたので簡単そうな『14歳の君へ』に果敢に挑戦したが壁は高かった。どう考えどう生きるか、54歳の私なりに考えて幸福な人生を生きていきたいです。2017/01/06
団塊シニア
54
どう考えどう生きるかが作者の永遠のテーマである、中学生向けの作品で意見、道徳、宗教、お金、自然について書かれてるが大人が読んでも勉強になる人生哲学である。2015/11/07
ムーミン
50
とてもよい。しっかり頭を使いました。関連本を読んでみたいと思います。2020/03/02