逃亡「油山事件」戦犯告白録

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620317649
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0036

内容説明

私は斬った!米兵捕虜の首を。命令に従ったことが、なぜ罪なのか。逃亡、3年半の潜伏。その答えを私は出した―。衝撃の新証言。

目次

第1章 橋のある町
第2章 赤茶けた「告白録」
第3章 陶器製造所の人びと
第4章 陸軍中野学校
第5章 焼き物づくり
第6章 幻の油山事件
第7章 事務主任に抜擢
第8章 死の誘惑
第9章 捜査の網
第10章 収監
第11章 横浜軍事法廷

著者等紹介

小林弘忠[コバヤシヒロタダ]
1937年東京都生まれ。1960年早稲田大学を卒業後、毎日新聞社に入社、社会部、地方版編集長、情報調査部長、メディア編成本部長をつとめる。1992年退社後、2002年まで立教大学、武蔵野女子大学などで講師をつとめ、現在はノンフィクション、江戸史を中心とした執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あきこ

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太平洋戦争のBC級戦犯の罪の重さを決めることは出来ない。本書のように上官に殺人を命令された場合、拒否することなど当時の日本では考えなれなかったからだ。本書主人公が持ち続けた苦悩はそこに始まっている。検挙を逃れて逃げたものの、自分の罪に毎日向き合い暮らす日々はどんなに過酷であったろう。それだけを考えても主人公の心の持ち方の正しさが伝わってくる。戦争の本当の恐ろしさはこんなところにも存在するのだ。2011/01/16

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