内容説明
踊る私の身体。自由なる孤独。未来なんて考えずに今この一瞬を全身で感じる。ダンスフロア。見知らぬ者たちがクールに出会う。夜の都会はなぜクラブを必要とするのか?「クラブという生き方」を探る、快楽のための現代文化論。
目次
クラブミュージック宣言
クラブはセックスそのものである
すべてのリズムで踊れるのか?
パラパラの美学
ラウンジという考え方
クラブの快楽とクオリア
快楽の島、イビサ
夜のコスモポリタン―シンガポールの多民族クラブ
ダンスフロアに渦巻く都市のエネルギー―クラブから見た上海、北京、香港
韓国テクノシーンは何を生むか―韓日グルーヴ交流へ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チエコ
3
様々な視点からクラブ文化が語られていて面白かった。欲をいえば、もう少し歴史的なことが知りたかったなー2015/07/18
Nakayakusyon
2
2000年代初頭のクラブカルチャーの様相が分かる本。国内外問わず貪欲に取材を行っていて面白い。ジェフミルズの出るイベントに大学の学生を連れて行ったら、学生達は慣れない場で身のこなしが分からず結局ラウンジのソファで合コン状態となったことに嘆くエピソードが個人的には好きだ。この本が出版された時点で著者は40代との事だが大変に若々しい。2020/08/26
c_cat
1
イビサに行きたくなるね。でも、地元のクラブにも愛着があることを再認識した。その手の本は少ないし、知識深めたい人もいるだろうから、もう少し注釈だらけにしてもよかったのではと思った。2012/12/23
Book_walker
0
クラブの文化的な役割や都市ごとのクラブの様子などが、筆者の体験を通して活き活きと描かれており、非常に楽しめた。某ミュージシャンの「クラブは死んだ」発言が個人的に引っかかっている。2013/10/04
sasaki
0
ビール1杯飲んで帰るつもりがこれが面白くて読み終えるまでに3杯飲んでいた。イビサ行ってみたいなー。2013/09/14