育児は自分さがしの旅-フランス式子育ての智恵
きちんと叱って信じられる親に―育児は自分さがしの旅 フランス式子育ての智恵

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  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620316871
  • NDC分類 599
  • Cコード C0037

内容説明

親のいいなりになる子より、親を信頼する子になってほしい…。していいことと悪いことを子どもに教えたい、でも押さえつけたくない…。いつ叱ればよいのかわからない…。「親の権威」は、子どもが小さい頃からずっと、親なら誰でも気になる問題です。子どもは「いけません」に親が与えた意味を考えています。どんな言葉で叱ったかを憶えています。親が自分自身の誤りに気づくかどうかも見ています。親に対する子どもの信頼はおおよそこの3点で決まります。また、「いけません」という事柄のすべてがおなじように大切なわけではありません。重要なものもあれば、それほど気にしなくてよいものもあります。禁止・制限は子どもとの話し合いで定めるもの、そして子どもの年齢に合わせて進展すべきものです。親子の信頼関係は、子どもの言葉に耳を傾けて、子どもとともに歩むことから始まります。

目次

1 成長するために禁止すること(なぜ禁止するのでしょう、みなにとってのタブー;すべての欲望を満たす必要はありません ほか)
2 権威、それは簡単なことじゃない!(「わたしはいやと言えないんです」;子どもは親を乗り越えていきます ほか)
3 罰とおしおき(罰はなにに役立つか、罰の目的は「修復」です;懲罰の方法とつぐない ほか)
4 父親がいない時(不在、離婚、死亡;父親をどう内面化し自分のものにするか)

著者等紹介

サラダン‐グリジバツ,カトリーヌ[サラダングリジバツ,カトリーヌ][Saladin‐Grizivatz,Catherine]
精神分析学者。児童精神医療に従事。小児医学、児童精神分析、児童教育の専門家で構成する団体「アンファンス・アン・ジュー」協会会員

中谷和男[ナカタニカズオ]
翻訳家。日本カウンセリング学会会員。東京外国語大学フランス語学科卒業後、NHKに入局。アジア総局長、アラブ・アフリカ・ヨーロッパ総局長を歴任後、翻訳・文筆家として独立
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