内容説明
90歳。孤独もすてたものではない。失ったひとの思い出があるから。妻に先立たれた映画界の巨匠のモノローグ。
目次
爽やかな孤独
老人とは
健康
散歩
三十三年目の集い
お手伝いさん
靴の記憶
ノラ猫
三文役者
蔵が消えた〔ほか〕
著者等紹介
新藤兼人[シンドウカネト]
1912年広島県に生まれる。50年、吉村公三郎、糸屋寿雄らと近代映画協会設立。シナリオライター、映画監督。代表監督作品『愛妻物語』『原爆の子』『裸の島』『鬼婆』『ある映画監督の生涯』『午後の遺言状』『三文役者』
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。