内容説明
「司法的側面」からアメリカン・グローバル・スタンダードを見たらどうなるか。そういう問題意識から日本の司法問題を考えてみるとわかりやすい。それはまた、アメリカ・グローバル・スタンダードが、特に経済においてはどのような根拠と背景をもって主張されているかを理解することにも役立つ。
目次
プロローグ 「変革」の意味するもの
第1章 どっちが賢いやり方か―消費者・生活者優位型VS供給者優位型
第2章 日本人は「自己責任」に耐えられるか―民間主導型競争主義VS官主導型護送船団主義
第3章 民主主義は資本主義のルールをチェックできるか―民主主義VSエリート主義
第4章 “悪者”を刑務所に送ればそれでいいのか―民事司法重視VS刑事司法重視
第5章 日本に本当の自由はあるのか―個性重視型自由VS異端者排除型統制
第6章 ヒトとモノの流動性はどこから来るのか―変化をよしとする法文化VS安定をよしとする法文化
第7章 行政規制緩和の後に来るものは何か―司法バックアップ型事後規制VS行政主導型事前規制
エピローグ アメリカの見習うべきを見習うために