内容説明
財閥系企業の副会長が、経営不振の責任をとってウェイターに転身した―。経営者のプライドを捨て、人間のプライドを選んだ男の痛快人生。
目次
第1章 副会長がウェイターになったら
第2章 どんな人生にも学ぶべきことはある
第3章 希望峰をたずねて
第4章 サービスは専門職だ
第5章 変わるか、死ぬか
第6章 届いた手紙、送る言葉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
abc-pauler
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少し泣けて元気がもらえる本でした。とても貧乏な境遇で生まれた韓国人である筆者が、厳しい境遇にもめげず大学に進学、こじきの集団に参加しながらお金を得て、アメリカに渡り不動産会社を興し成功、しかし3度の選挙に全て敗北し全財産を失う。その後、韓国財閥の副会長となるも不渡りを出し倒産、齢60以上でホテルのウェイターとなり一から再出発します。何より、筆者の母親への思いがとても良かったです。筆者はほとんど人生において後悔することはなかったのですが、唯一つ、母親にあることに対して謝罪できなかったことを悔やんでいました。2013/04/16