内容説明
権力者の欺瞞に呪縛され続けるこの狂気の国。著者は、診断と同時に、処方箋を書いた。象徴天皇制を大統領制に替え、文化・宗教を一新。千年の「夢」から日本は醒めよ。
目次
第1章 吉田茂は何故サンフランシスコ講和会議全権を固辞し続けたか―幕末三十年動乱(いわゆる明治維新)三代目の呪縛。日本人は「維新」の真実さえ知らされていない
第2章 マッカーサーはどうして日本に大統領制を導入する気にならなかったのか
第3章 日本宗教の現状の混迷は、徳川体制と明治国体神道体制の四百年の悪影響の結果である
第4章 日本の社会科学の模倣性を脱却するために―システム論的アプローチの徹底と現象学的アプローチの習得
第5章 大蔵、日銀、学界の無知と無為が破滅的円高を生んだ―自由変動相場制から管理変動相場制へ
第6章 バブルの「真実」を知らない首相(政治家)、役人(含む日銀)、経済界、学界、評論家の大騒動、大混乱―「世界経済変動の一般理論」第五期の無規律の投機時代の本質を知らぬ盲目のエリート。平成不況は「真実」無視への「天罰」だ
第7章 現代日本の混迷に、根本的かつ最大の責任があるのは文部省であって、大蔵省等の経済官庁ではない―日本人がそう思えないとしたら、それは悪い教育で盲目になっているからである
最終章 二十一世紀の日本の正気のために
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