内容説明
改革、改革と言うけれど、いったい日本の何が問題なのか。それを知るためには、日本のエリートたちの独特の思考法と、世界経済の現状とを理解する必要がある。気鋭の経済評論家である著者は、その両方をきわめて分かりやすく解説し、問題の全体を明快に描き出している。そして、日本人への有情に満ちた解決策を提示する。真の変革の必要を感じている日本の市民と日本のビジネスマンに向けて書き下ろし。
目次
第1章 貿易赤字国になる必要
第2章 財政赤字と貯蓄―年金を支払うのはだれ?
第3章 「ケインズ」に耳を貸さない日本
第4章 アジアに向かう、ということ
第5章 あなたは日本から逃げられない―海外投資が解決策にならない理由
第6章 土地本位制の終焉
第7章 ROI革命と日本の資本の危機
第8章 榊原英資氏の不思議な経歴
第9章 アメリカ人を操る術
結論 政治の必要