感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
23
1976年の週刊誌連載。プライベートを明かさぬ「渥美清」が語る半生。以下は想像。見当違いだったらご容赦。◉ゴーストライターによる無茶な寅さん口調に塗りつぶされ「田所康雄」の機微は判然としない。浮世の義理に対して、寅さんイメージと私生活を守る盾とを両立させるせめぎ合いの産物なのだろうけど、隔靴掻痒の書。◉そんな中で光った一文。花火は打ち上げられて初めて美しく咲いたかどうかわかる。だからどんな役柄を演りたいかと問われても「わたくし、与えられた役柄を演ってみて、そのうえで、とお答えするしかないのでございますよ」2022/04/02
袖崎いたる
6
これ!マジで文学!マジで!江藤淳のお手伝い?さんが彼の死を伝えた追悼文のような文学味がある!いや、マジで!文学成分に飢えてる方は読んでみて!2019/09/08
ぜべっつ
3
つらく大変であったであろうことをあまり強調せず芸人(寅さん)として書いている。寅さんの話すリズムが心地よい。ただNHKドキュメントで語ったような渥美清、田所康雄も見てみたかった2011/10/07
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
2
他の方のレビューにもあったけど、寅さん文体がしんどかった。2019/09/26
カンパネルラ
2
新聞に連載していたエッセイ。映画のこととか作者が好きなアフリカのこととかが書かれている。書かれたのはかなり古く映画のことにしても16作くらいまでのことで終わっている。半生記としても読める2005/01/27
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