内容説明
「枯葉」を歌い「Z」を演じ、20世紀を駆け抜けた世界の恋人イヴ・モンタンの虚と実。
目次
天安門広場で語られた「イヴ・モンタン」の名前
1921年―モンタンが誕生した年、世界に何が起こっていたか?
ナチスの占領下で、モンタンは歌手としての生活をはじめた
エディット・ピアフとともに、「アメリカ解放軍」をパリで迎えた
「枯葉」は、何故ヒットしなかったのか?
貧しい日本にも、モンタンの名が進出してきた
ソ連への演奏旅行と「ハンガリー事件」
昭和37年、イヴ・モンタンを迎えた日本人の熱いまなざし
スペイン共産党員ホルヘ・センプルーンが、後半生のモンタンを変えた
左右両翼との戦いへ
「知らない奴はバカだが、知っていながら黙っている奴は犯罪者だ」
1981年、ワレサの「連帯」とともに行われた「オランピア・コンサート」
ニューヨーク・セントラルパークを見下ろしながら、モンタンはこう語った
最後の日本公演を見ながら、僕が考えたこと
ソ連共産党崩壊とともに、モンタンもこの世を去った