出版社内容情報
「毒親」にはさまざまなタイプの人がいるが、共通するのが「自分の心の葛藤を解決する手段として子供を利用する親」である。そんな「毒親」に悩む人が増える現代において親子関係の現状や原因、対策を、ベストセラー・ロングセラー多数の著者がわかりやすく紹介。
【目次】
内容説明
子供が親に甘えることは自然であるが、現代においては、大人になりきれない親が、子供に甘える「役割逆転」が起こるケースが多い。仲の良さそうな親子でありながら子供は愛を「搾取」され続けるのである。「しがみつく親」は子供を一生苦しめる。逆転した親子関係から生じる様々な問題を明らかにし、解決の道を探る、カウンセリングの名著。
目次
第1章 親子が入れ替わる時(親の役割;自分を認められない;満たされなかった基本的欲求;抑圧された憎しみ;甘えのプロセス;神経症的「親子の役割逆転」)
第2章 親の中に棲む「子供」(基本的不安感;深刻な傷;理解されない苦しみ;愛されていると感じない;モラル・ハラスメント)
第3章 大人にならざるを得なかった子(退行動機;親のぬいぐるみ;母親固着;子供に依存する;自我の未確立;依存と敵意;ありのままの自分)
第4章 子育ての裏側で(過剰な甘やかし;隠された虐待;降り積もる悔しさ;子供にダンプする親;恩を着せる;偽相互性)
第5章 真実を見るということ(強迫的行動の理由;人を巻き込む;家族依存症;支配するための愛;現実否認する親と子;良い子という名の犠牲者;否定され続けるということ;幸せになるために;恩着せがましさという苛め)
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。早稲田大学名誉教授。2016年11月、瑞宝中綬章受章。ニッポン放送系列において「テレフォン人生相談」パーソナリティを半世紀近く務めていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 日韓、愛の幻想