内容説明
「関所破りは磔と、相場が決まっておる」。御法度関所破りの最中、追いはぎに襲われた藤八とかなめ。一方、彦輔は見知らぬ侍に連れ去られた菊野を追う。不可解な旅の裏に隠された思惑を嗅ぎつけた彦輔は裏の手を講じるも、さらなる窮地に追い込まれる。敵に取り囲まれる彦輔、決死の覚悟でつかんだ驚くべき真実とは―。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京生まれ。広告代理店勤務のかたわら、80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、作家デビュー。87年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞の三冠に輝く。その後も日本ミステリー文学大賞、吉川英治文学賞、毎日芸術賞を受賞。「百舌シリーズ」はドラマ化され大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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