毎日文庫<br> 生きづらさについて考える

個数:
電子版価格
¥990
  • 電書あり

毎日文庫
生きづらさについて考える

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 03時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784620210520
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

世界は移行期的混乱のうちにあり、あらゆる面で既存のシステムやルールが壊れかけている。今の日本の社会はその変化に柔軟に対応できず、硬直化している。とても風通しが悪く、息が詰まりそうだ。誰もが「生きづらさ」を感じている。当代きっての思想家が、この国の閉塞感の原因を解きほぐし、解決のヒントを提示する。

目次

第1章 矛盾に目をつぶる日本人(私たちは歴史から何も学ばない;小津安二郎の写真から ほか)
第2章 気が滅入る行政(日本社会全体が「株式会社化」している;安倍政権と米朝対話 ほか)
第3章 ウチダ式教育再生論(教育まで「株式会社化」したこの国の悲劇;格付けできないのが「知」 ほか)
第4章 平成から令和へ生き延びる私たちへ(平成から振り返る、昭和的なもの;ウチダ式ニッポン再生論―東北に優先して資源を集中させよ ほか)
第5章 人生100年時代を生きる(破局の到来;定年後をどう生きるか ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授、芸術文化観光専門職大学客員教授、昭和大学理事。東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門はフランス現代思想、武道論、教育論など。神戸で哲学と武道研究のための私塾凱風館を主宰。合気道七段。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で第3回新書大賞、執筆活動全般について第3回伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

132
私はこれまで生きづらさの原因を自己の内部に求めてきたが、実はそれは自分のことばかり考えすぎた狭い視野であり、属する共同体の特徴や社会の雰囲気など外界にも原因を探すことも有意義だと本書で知る。どうせ自分1人には何も変えられないなら、関係ない社会問題は放置して貰えるものだけ貰うために流れに逆らわないっていう空虚感を抱いたイエスマンになりつつあった。日本の大学の抱える問題、海外から見た日本など、無知を恥じながら視野の拡張に感謝。自分が機嫌よくいられる場所=詰まりや痛みがなくて可動域が大きくとれる場所を探せ。2024/01/28

えいこ

13
久しぶりの内田樹先生。ドライブのかかった文体は健在。後半の文章は、繰り返しもいつくかあり、やや冗長なものもあったが、前半は次々と膝を打つ納得感。現代日本について、「空虚感を抱えるイエスマンの増産」「諦めの感情が醸成されるのを待つだらだら合意形成が基本形」腑に落ちる。「実学は平時の学問、人文学は広々としたタイムスパンで世界を俯瞰する乱世の学問」納得。2023/02/20

西

10
「日本辺境論」から好きな評論家。政治的思想は必ずしも同じではないけど。こういう人が評論ではなく実際に政治家として関わってくれればいいのだけど。どうしても批評と実際は異なるというところから逃れられないので2023/12/03

Amasan

5
日本が今何となく暗いのは、敗戦国になった責任を記憶は無いけど取らなければならないという事があるのではという予感。 ダラダラして入りうちに何となく落ち着くとこに落ち着く日本人の物事を決める癖。 歴史に学ばず何度も同じ事を繰り返す人間という事実。2023/09/21

しょー

5
内田センセイの「いつもの話」のエッセイのまとめ。2019年に刊行された本で、ご本人も文庫本あとがきに書いてられるけど、少し古さを感じるものと、リーダブルなものが混在している。でも「いつもの話」なので安心して読んで、おそらくほんの少しづつ身についているのではと。2023/04/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20476517
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。